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2019.02.27

BMW 116i(2017年製) インロック開錠 (東伊豆町稲取)

BMWのインロック作業だ。しかも2017年製だとFシリーズ。
BMWは鍵が2010年を境に徐々に従来のHU92からHU100Rへと切り替わった。
現行車がどこまで部品の切り替えが済んだのかは分からないが、つい最近の登録車までHU92シリンダーを使っていた。
開錠も相変わらず圧倒的にBMWはHU92が多く、HU100Rは記憶で追いかけるとこれで4台目。
しかし、元々は一番最初に当たった5シリーズのセダン、2010年式であったがシリンダーが奥まっていたので驚いた。
長いテンションも当時まだ入手しておらず、普段使うテンションでは傷がつかないかと思ったものだ。
更にただでさえ開き難いBMWなのに、奥まってしまうとタンブラーも上手く押せるかどうか・・・。

その際は言えない手法でなんとかなったけど、ガチで鍵開けが必要だとヤバいと思ってTurbo decoderに必然的に出会った。
それでも、HU100RはHU92に比べて開錠確率が低いと購入時に言われたせいか、実際の作業でも疑心暗鬼。
すぐに使うチャンスがあったが真冬のゴルフ場で寒かったし、一応Turbo decoderを試すが、あっさりと諦め他の方法で。
その後も道端でのインロックもTurbo decoderでの開錠を諦めるのは早かったなあ。

練習シリンダーではできるのだから、やれるはず!

その信念は大事だね。

白星がやってきたのは深夜であった。
更に高速道路上、基本地域外、そして二次対応とお客さんも来る業者への期待は増す中、因縁?の5シリーズだった。
まあTurbo decoderの本領発揮と言ったところだろうか。
30分ほど掛かったが開錠に成功した。
ただ、こんなじゃダメだね。

それ以後は2010年以後の高年式車でもHU92が使われていたり、なかなかHU100Rに出会わなかった。

前段が長くなったが、今日は116i。最悪L型ピックで・・・できるかな?
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河津桜のシーズンであるが平日であったせいか、移動はスムーズに予定通り現着。
話し好きなお客さんであったけど、もし集中させてくれたら1発で開いたかな?
まずはセオリーの左右3回ずつのテンションでメモリに合わせてやったがダメで左右1回ずつにしてみたがダメ。
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少しテンション時にある柔らかさが好きじゃなかったが、やれる気持ちが不思議とあった。
だってこのために、BMWのため、HU100Rが発端でヨーロッパまで行ったんだし。
BMWの用事は2回くらいだったけど、その後はもっと慎重な動作のTurbo decoderの操作もあったわけだし。
そして三度めの正直!開錠成功!!
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いつもながら、シリンダーが回ると安堵の気持ちになる。
そのために来てるのだが、やっぱり余裕なんかない、いつも一杯一杯。
なかなかお客さんに伝わらないけど、本当に話ながらなんて余裕無いのよ。

現場も今日は穏やかで良い気候だったけど、ガラスを見て分かるように中が見える時もあれば反射して見えない時もある。
それは鍵穴も同じでよく判別できる時もあれば太陽光がむしろ邪魔で全く見えなかったり、風で目が開かなかったり、寒かったり暑かったりと外仕事は色々。

2019.02.24

Turbo decoder TOY48 解明

もう一昨年(2017年)になるんだ。
秋にリリースされ12月に入手したTurbo decoderのTOY48。
無くてもなんとかしていたが、やはり格好良く決めたいもの。

個人的にTOY48はなぜか苦手。
一体いくらの金を単なる開錠工具に費やしたか。
何種類か購入したものの、使いこなせたものはない。
L型ピックでも何度かやってできなくはないが、ハーフタンブラーに惑わされて戻しに時間が掛かった経験がある。マークXだったかな?
練習用シリンダーではどうしても45度から戻せず、分解してみたが2002年頃のセルシオの200系セルシオのタイプは45度で分解できない。
ちなみに100系であれば分解が可能なのだが、それで練習シリンダーを叩き壊したことがある。
まあ練習シリンダーで良かった。

トヨタ車はそれでもなんとか開ける手段があるから良いが、日に日にピッキングで開けてと言うリクエストも多くなるし、また100系などでイモビライザーセキュリティが入っているとセキュリティカットにはピッキングでもダメだし、キーをデコーディングした物でないと内装を外す羽目になる。
トランクインロックだとどうしても避けて通れない。
セルシオがまだ新車の頃、構造やシステムが分からず、夜中に警報アラームを散々響かせて作業を中断した苦い思い出もある。

Turbo decoderのTOY48にはそんな積年の思いがある。
しかし、そのTOY48を装着した車も少なくなり、ちょっとブームが過ぎたせいもあるが、まだカローラやヴィッツのハイグレードモデルについていたりする。
件数としては少ないのでTOY48のTurbo decoderも少し放置していた。

比較的古い年式のTOY48には開錠が成功していたが、新しいシリンダーに向かないのか?
そんな疑心暗鬼な状態で放置していた。
練習用シリンダーも解体車(アリスト)から外したものは開錠できたが、先に述べた壊したセルシオ(2002年)のシリンダーをタンブラーのみアリストの内筒に移設した物が開錠できなかった。

そんな忘れかけてた中で問い合わせがあり、再び研究を始めた。
LuckylocksのHPには改良された様子もないし、新しい情報も出てこない。
次回行った際に突っ込んで聞いてみるしかないか・・・。
そう思い、教わった手順以外にも色々と試してみたがダメ。

ふとバイスに固定したシリンダーを外し水抜き穴からタンブラーの状態た動きを見ていったら10ピン中9ピンが既に開錠状態なのに、1ピンだけが宙ぶらりん。ストレスもない状態でなんぼポンプしても上がらない。
本当ならポンプを繰り返すことで上がるのだろうけど・・・。

Turbo decoderの不具合も疑った。
ピンの状態やそれを動かすゲートの摩耗。
以前これは挿入時に曲げてしまったのでその余波でずれが生じている可能性もあると思い、本体を何度分解してみたことか。
強く回すと明らかに開錠になっているのに内筒は回らなかったが、最終的に壊すつもりで真似しないでほしいクソ力を掛けてみた。
ガリって感触で回った。
原因は外筒のササクレがタンブラーがせり上がるのを止めてしまっていたようだ。
正確な鍵ならそうしたせり上がりを必要としないので何もなかったように回っていたが、Turbo decoderの特性に合わない状態であったのだ。
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まぐれ開錠でないことを祈ってその後何度か開錠してみたが、手順通りにやればシリンダーは回る。
これがあればセキュリティ解除にシリンダーを外す必要はない。

まだ新しい年式で実験できていないし、今まで開けられなかった車両でもう一度やってみたいが、疑心暗鬼でなく開錠できると思って取りl組めばきっと結果は出るだろうと思っている。
でも訪問してミーティングする理由がまた一つ無くなってしまった。

2019.02.24

MIWA PRシリンダー(YKK)交換 (沼津市)

いわゆる鍵の交換依頼だが、正確には錠前交換。

近所のお宅からで、当初はカードキーや暗証番号式のテンキーなどを検討し見積もってみたが、価格が合わず単純にシリンダー交換となった。
在庫してるのがTOSTEMのシリンダーならあった。どうせ中身は同じだから入れ替えてしまおうかとも思ったが、ご近所じゃ手も抜けないのでメーカーより取寄せた。
昨今のサッシメーカーブランドのシリンダーはサッシメーカーのホームページにて通販をしている。
当然一般ユーザー向けだが、弊社も業者ではあるがサッシメーカーの専属でないため一般ユーザーとして購入となる。
価格は同じなのでドライバー工具を扱える方はご自身でやってみることもできる。
商品自体は代引きなので在庫さえあれば2日ほどで宅急便で届く。

部品自体の交換なので大した作業ではないが、築14年となるとディンプルキーのシリンダーでもサイドバーの構造となると
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摩耗により生じた黒い金属粉が出てくる。
ちなみに写真は下側についていたシリンダーのみで、主錠として使われていた上側は前日取り外してみてゴミを除去している。
これはあまり溜めてしまうとサイドバーが下りなくなって鍵が抜けなくなったり、また逆に鍵を認証しなくなったりなどの悪さを働く。
黒粉単独でなくても綿ぼこりと絡んで、僅かな汚れでも先に書いたような症状を引き起こす。

定期的に分解し洗浄してあげれば良いのだろうが・・・なかなかできる部分ではないし、我々も定期整備という仕事はいまだに受けたことがない。
不具合が生じて初めて呼ばれることばかりだ。
当然こんな原因があるとは思わないだろうし。
是非、ご近所に馴染みの鍵屋があれば、10年超えたものは分解整備をしてみてはいかがでしょうか?

 

2019.02.22

日産 シーマ 開錠 (高座郡寒川町)

よく電話を掛けて使うのが、
「静岡のOffice雅と申します」
だったり
「鍵屋のOffice雅と申します」
なのだが、なんで寒川?(笑)

いつもお世話になってる引っ越し業者が強制執行の仕事を回してくれた。
厚木にクラウンを開けに行ったこともあるが、今回は日産シーマ。

今月上旬に一度催告にも行った。
寒川町は20年前までこの辺を含む湘南地区をウロウロしていた。
会社員時代の営業テリトリーだ。
すっかり町も変わってしまったし、当時のお客さんも栄枯盛衰があったようで違った町になった感じだ。

アパートの駐車場に住人の友人所有の車と言われる物ですっかり所有権を放棄してしまった厄介なものだ。
何度か連絡はついたそうだが、県外におり処分するあてもないようで法的に撤去することにしたようだ。

日産のM396なので開錠作業は通常のピッキング。
日産はクセのあるものもあった。ローレルとかシーマも製造ラインのせいなのか開き難いことがあった。
今回も催告時に少し放置期間があったせいかもしれないが素直に開かず1分ほど掛かった。
調査後に施錠したら裁判所の執行官が通告書を貼るのを忘れたというので再度開錠した際は5秒ほどだった。
この差はなんだ!
そんな作業は特記することもないのだが。

側もしっかりしているシーマ、自動車屋さんが引きとるがスクラップ扱いだ。
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イモビ付だったみたいで、トランクがバッテリーをつないでも開かなかったので強引に開けた。
調査とは言え何もなかった。
その後クレーンで釣り上げられ積載車に。
狭い場所で3tの常用車が宙を浮くのはなかなか豪快だ。

アスファルトの色の違いが長期間の駐車を物語っている。

2019.02.22

テンキー錠 電池ボックスの蓋開錠 (富士市)

暗証番号式のタッチパネルのテンキー錠の開錠ではない。
それの電源である電池を入れる場所の蓋の開錠である。

アルファ製のFBロックなどはカメラなどのストロボで使う型の電池を使用している。
管理会社の自主基準で2年ごとに借り主が交換しなくてはならないようだ。
その電池が切れるとご想像通り反応しなくなる。
暗証番号がリセットされることはないが、外部給電できないので作動しない。
ちなみに電池を交換するには設定した暗証番号を活用して外すので、電池さえも交換ができない。

この部分、結構トラブルがあるもの。
電池交換を怠って液漏れして不動となった案件では川崎市まで走ったことがある。
ちなみに弊社は静岡県の沼津市の鍵屋なのだが・・・。東京との県境間近の川崎市・・・距離はそれほどでもないが気持ち的に遠い。

完全に電池が切れた案件では、空室の部屋の電池を拝借したことがある。
大体ウチに来る案件は夜なので電気屋に交換電池を買いに行くこともできないので、応急処置ということで。
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下側の黒い蓋の中に電池があるのだが、今回はなんと電池を上下逆さまに入れて蓋をしてしまったのだ。
蓋は閉まってしまい、当然電池の電極に触れてないので電流は流れない。
とりあえず入居状態だったのだが、外すわけではないので作業にはあまり関係ない。

どうやって開けるかと言えば簡単だ。
隙間からクサビ状の物を鋭利な物を蓋の隙間から差し混み抑えれば蓋はスライドできる。
暗証番号が使える正常な状態なら、暗証番号を引き込ませれば良い。
ちなみに閉める時は押し込むだけなので、クサビ状のポッチは引っ込むという理屈だ。

蓋を外し、電池を正常に入れ直せば、問題なく復旧。

昼間にやる仕事はやっぱノンビリで良いね。
唯一、道の流れが一般車が多く混雑するのが難点だったけど。

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