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2019.06.26

事件? 鍵が入らない (静岡県函南町)

夜になってあるゴルフ場から客室の鍵が入らず開けられないという電話があった。
「以前にも対応してもらったのですが、また同じように・・・」
とは言うけど、このゴルフ場は開業当初から何度か呼んでいただいた。
客室の錠の不具合、お客さんのブランド物のハンドバッグの開錠、社用車の鍵の作成、自動車のインロック・・・さてどれだろう?とカードを頭の中で並べたくなる。
察するに昨年の台風の夜に行ったアレかな?
ここの客室はMIWAのH248タイプのMMシリンダーを使っている。
昨年は鍵を入れる内筒がニュートラルな位置にも関わらずケースロックが回り切っていないのに鍵が抜けたことで、鍵が奥まで入らなくならるトラブルがあった。
このシリンダーはピッキングで内筒を回した後にセンターピックでケースロックを回すという手法なのだ。
ニュートラルの位置でないにもかかわらず抜けてしまったのは鍵やシリンダー自体の摩耗もあるが、何かの拍子でそうなってしまうこともある。

今回もそうかと思い現場に行けば、鍵が3分の1くらいしか入らない。前回のは僅かに奥まで入らないという症状なので少し様子が異なった。
鍵穴を覗いてもLEDの懐中電灯では眩しすぎて中が目視で上手く見えない。
ピックを入れた感じでは奥からレーキングしてみると途中固いタンブラーがある感じで、中心部分からはピック自体が奥まで入らない。
他のホテルで過去にあったのが鍵穴に爪楊枝が入れられていた。酔客が食後にでも通ったときにいたずらしたのか・・・まあ悪ふざけが過ぎるが今回もだろうか?

とりあえずピッキングで内筒を右回しに・・・というのも左側がドア枠でテンションのスペースが無い。自分自身も上手い位置で作業ができてない。
しかし、右に回った!ところが回転するや90度回りかけると強い戻しのバネが働いた。
このH248シリンダーは内筒とケースがそれぞれに独立して動くので、鍵無し開錠では内筒を回してフリーにしてセンターピックでケースロックを回して開錠する。だが今は何かが干渉しているようだ。
やり難いながらも左にテンションを掛けてピッキングして回すと、ドアが開いた。
つまり内筒とケースロックが連動していたのだ。

鍵穴に何かが入っていることは想像できるので、まずはシリンダーを外す。
でもこの扉、シリンダーを外すの結構面倒くさい。
かつてもシリンダーを外そうとして、どこでメクラのネジを使ってるのか分からず往生したものだが、何度めかなので今日は慌てず。

シリンダーを外してみたら後ろがわに鍵の先端のような物が入っていた。
え~?!これって、かつてワイドショーをにぎわせたピッキング泥棒の手口じゃないか!!
しかし令和の時代になった今も20年前の手口か・・・、更にあの手口の窃盗団は逮捕されたとも聞いていた。あれ以来このH248シリンダーは生産も中止され、シリンダーを対策された現行のものに交換し、今やH248を見るのは化石並みに珍しい・・・とは大げさだが、そのせいかそうした手口は聞かなくなった。
しかし、私自身実際に大学病院でこの手の手口のやりかけを目にしたことはある。

普通の人はわざわざ鍵の先端となるブランクキーなど購入してまで悪戯することもない。
同じようなセキュリティの物件、特に集合住宅などでこの手の手口は横行した。手順が同じなので効率が良いのだ。しかも集合住宅ならターゲットとなる部屋に手あたり次第進入できる。

ところが、シリンダーを分解しこの入っていた鍵と思われる異物を取りだしてみた。
なんとオリジナルの鍵とカット部分が同じで、切断面も金ノコのような物で切った感じではない。ちなみに犯罪で用意するならもう少し小さくしないとレーキングがやり難い。
つまり鍵が折れて、その先端が中に残ったままとなっていたのだ。
そうなると、折れた持ち手の方が存在しなければならないが、それはホテル側でやってもらおう。
職業柄かつい悪い方に想像してしまった。

さて原因も究明できたし、シリンダーも復旧できたので部品を戻そう。
面倒くさいように従来のMM錠より部品が多い。

部品やネジ類をフロアに直置きするのは、素人の証拠なのだが・・・まあ突発的なのでご愛敬。
状況が分かればちゃんとトレイに入れてます。

2019.06.25

錠の不具合?・・・点検依頼 (静岡県沼津市)

「先日の大雨の時に室内がわから鍵がなかなか開かなかった」
現在は問題なく開いてるそうだ。
開錠作業ではなくトラブルが再発しないように事前の点検依頼。

正直、トラブルが起きてない状態で過去の不具合をたどるのはなかなか難しいし、今後起こりうる事となればまたハードルは高いが依頼は「点検」という簡単な言葉。

実際訪問しても正常に作動しているので現状では何も問題は無い。
建物もまだ築年数数年程度だろうか。
しっかりと建てられた重量鉄骨の分譲集合住宅。

ここでヒントとなったのが「大雨の時」なのだ。
もしかして・・・気圧の差?!
部屋がわの気圧が高く、外側の気圧が低い状態となったと想像される。
つまりドアが押された状態で錠のデッドボルトがストライクに当たってたのでは???
案の定、微かに両側に擦り傷がついていたが、これがいつ付いたものかまでは特定できないが仮定することはできる。

施錠状態でドアを開けようとして、ラッチが引っ込んでもデッドボルトが当たった状態となり、そこに圧力差でドアが押された状態となり、サムターンを回そうにも回らなかったのが実情ではないか。

これは機械が悪いのではないから修理はしようがない。
きちんと取り扱いを行えば起きることは無い。

ただ気になったのが雨の際に鍵穴にスプレーを噴射していたのだ。
今のところ大きな異常はないが、時々開き難い(認証しにくい)状態があると言うので、シリンダーを外してみた。

シリンダーを分解してみたが、やっぱり真っ白。
テールピースにまで届いていたスプレー。
ただ、油分がそんなになく粉状になっていたので認証に大きな問題にはなってなかったが、これからも使い続けた時は分からない。
この粉が悪さすると私は思っているので、全部洗い流した。

実際写真の通り外筒には傷があり、擦れた金属粉が出てた可能性もあり、スプレーの粉末が助長すればサイドバーの動きを妨げるのではないだろうか。

これらは持ち主が分解できれば良いが難しいだろう。やはり消耗品と見るのが無難。
シリンダーの精度が高くなった分、どうしてもこういうアナログな事象にはどうしても例外的なトラブルってことになるんだろうなあ。

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2019.06.25

アルファ 新型の暗証番号式テンキー錠が開かない (静岡県静岡市)

暗証番号入力式のテンキー錠がエラー表示となり開けられないと言うトラブル。
電気式(電池式)のタッチパネル型で暗証番号を入力して鍵の代わりにしているこの手の錠前はシリンダー錠に変わるものだが、トラブルが多い。
安価で販売し、交換錠として賃貸物件のシェアを取った某メーカー。数年前のことなのでここ最近トラブルが多かった。
多くがモーターの異常。錠本体の劣化で動作が重くなるなか、使用者は気が付くこともなく使い続けてモーターに負荷が掛かって焼けてしまうようだ。
低症状なら錠の整備で復旧することもあるが、完全に焼けてしまうとモーターが錠を動かしきれなくなってしまい、認証する音がしても動かない(開かないとか閉まらない)という状態になる。

今回の現場はそんな交換時を迎えたアルファ社製の物だが、新型に置き換わってた。

表面に鍵穴が無いのだが、メクラ蓋があったのでその中にシリンダー錠があるのかもしれないがどうせそっちで勝負しても開かないに決まっている。
ここは不正開錠となるサムターン回しで・・・!
幸いサムターン回し防止のカバーが無い物件だったので開けることはそんなに難作業ではなかった。

新しい錠前だし、翌日通常通り出勤したいという女性の入居者だったし、・・・修理依頼ではないのだが、原因を探ってみた。
案の定、先に書いたようにケースロック自体が老朽で動作が重くなっていて、その度が過ぎると開錠時なら左右勝手を違って判断したり、施錠時なら既に施錠状態と機械が判断して作動しなかったり、左右勝手が認識されてればエラーとして正常に稼働しなくなるその事例だ。
ケースロック自体を潤滑油で洗浄してやれば動作が軽くなり復旧。

その後クレームが来ないので正常に稼働し使っていると思われる。


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2019.06.17

金庫シリンダー開錠 (静岡県富士市)

昨日に引き続き、今日も男性高齢者から金庫の鍵開けが入った。
入電当初は昨日のお客さん?と思ったほど事案が似ていた。
ただ場所が富士市!・・・じゃあ違う人か。
それにしても同じような仕事って続くんだよなあ。

いざとなったらお客さんがわで金庫を壊すと言う始末。
壊すなら壊せば良いが、多分着手後に手を上げてしまうんじゃないかな?
やはりキーの紛失でシリンダー錠を開錠すれば良いらしい。
昨日と同じケースだな。
その後に無くした鍵を紛失するかどうか???とりあえず開けようということで商談成立!

現場の金庫はダイヤルが動かないようにガムテープで固定されていた。
それでも中のディスクは動くんだけど、余計なことを言わずにシリンダー開錠。
シリンダー表面に「K」で始まるキーナンバー・・・もしかして!!!
僕の苦手なK印?こりゃ開かないかも。まあ最悪破錠だな。

全部ではないがKで始まる刻印のシリンダー錠は開き難い。これまでも何度か諦めた。
同業者の誰かに聞いたことがあったのがK印は開き難い。

だが、1分も掛からず開いた。

扉さえ開けば何でもできる。
さあ、シリンダー交換しましょうか?それとも紛失キーを作成しましょうか?
もっとも刻印からコードブックで鍵を作成することもできる。

ただ紛失キーを作ったりシリンダー錠を交換すると請求額は上がる。
ホームセンターで新品のホーム金庫を買うのと変わらないので、弊社では無理に作らない方が良いと思っている。
ただ新しいのを買うと古い金庫はお客さん側で有償処分しなくてはならない。

それでも減価償却していき耐用年数のある物なので、新しいに越したことはない。
金庫だと、例えば遺品として受け継いだとかなら多少高額な支払いでも使い続けたいとか言うお客さんなら鍵を再生する価値はあると思う。
やはりそんなケースで某パン製造会社の金庫を再生したことはある。
なんでも創業当時から使っていた物らしい。
セキュリティボックスとしてではなく、オブジェとして使える状態で保存したいという要望だった。
ちなみにそのオーナーは3代目だと言っていた。

さて今日は定額料金で・・・。
やっぱ金庫はもうちょっと欲しいなあ。(笑)
ダイヤル開錠ならいただくんですけどね。

#静岡県の鍵屋、#沼津市の鍵屋、#金庫開錠、#富士市、#鍵のトラブル、#鍵が開かない、#鍵を無くした

2019.06.17

ホーム金庫シリンダー開錠(静岡県下田市)

帰国間もない・・・わけでもないが、まだ時差ボケなんでしょう。
2日~3日経つものの忙しくもないせいかぼんやりしている。
それでも下田市から家庭用金庫の開錠作業が入ると多少目が覚めるものだろうか?

金庫を開けたいという切りだしは全くアテにならない。
ダイヤルなのかシリンダーなのか、またシリンダーだとしてダイヤルは合わさっていると言いながら狂っていたり、番号は間違いないと言いつつ全く数字さえ違ったり。
また金庫がホームセーフなのかセキュリティボックス並みの物かで構造も異なる。
よくあるヤツだよと言われ行ってみたらクマヒラだったり(笑)。
それでも最低限の情報で正面から見ての外観を教えてもらう。
高さが1mで幅が80cmほど、縦長でダイヤルが一つ、鍵穴が一つ、そしてレバーハンドル付!
実は最初はレバーは無いと言われたが会話の中で出てきた。
もしかしたら業務用金庫かな?
一応鍵を紛失しているが、ダイヤルは揃っていると言う。
まあ申告通りなら良いけど、一応オートダイヤラーも持って久々の長距離ドライブ。

行けばホームセーフの縦長レバーハンドル付だが、さすがに高さ1mも無いな。
シリンダー錠のピッキングてっきりハマるかと思えば、ピックを入れたら開いた!とは言わないが、それくらいの即開きだった。
まぐれにしても、もう少しポーズ取らせてくれないと、作業代もらえないじゃん!

そこで無くした鍵はどうするか?ということになり、作成する?シリンダーを交換する?・・・となったが、一番リーズナブルな方策は何もしないこと。
金庫は実質の2ロックで、ダイヤル錠とシリンダー錠からのセキュリティ構造。
シリンダー錠の鍵が無くてもダイヤルを回してしまえば施錠状態になる。
よくあるのが、年配のお客さんはダイヤル錠の操作が億劫になり、ダイヤル錠を開錠後に無効にする作業をよく頼まれる。
このお客さん、実は弊社の前に業者に作業をさせてダイヤル番号の変更を行ったらしい。
手書きのメモの番号を見たら「78-80-・・・・」と書いてあった。
最初何も気にせずダイヤルをいじくってテストしたら開かない。よく見たらこの番号の並び。
正直ナニ~!であった。
業者がやったそうで、何をどうやったのかは知らないそうだ。ダイヤル錠を作業車に持って行き、番号を変えたと言うが、割りピンのとりあえず感は素人工作、ダイヤルを入れ替える際に強引にやったのか削れ感に無理やりさが見えた。
「なんじゃこりゃ。」
思わず出た言葉だ。
何より番号変換後にテストしてないな。
その業者のペーパー通りだと最初の数字(ダイヤル1枚目)は2つ目の数字(ダイヤル2枚目)と数が近いことから、お互いが干渉してしまい、ダイヤル錠を操作していくうちに動いてしまい、ダイヤルが合わない状態になるのだ。
だから素人は!!!と誰がやったのか分からずとも、お客さんになるべく数字は対象位置の数字を選んだ方が良いと言い、再度番号を変更させてもらうことにした。
すぐその場で終わる作業、何も作業車に戻る必要もないのだが、お客さんがダイヤルは使わないようにしたいと言い始めた。最終的にダイヤルを外すことにした。
シリンダー錠もつい先日、そのダイヤルをいじくった業者に交換してもらったそうだ。まあ宅内で無くしたので出てくるかもしれないし、余分な金掛けさせるのも何だし、書庫代わりという前提。
それでも耐火上は構造を変えてないので何も問題が無い。

色々話ながら作業を進めるのは弊社のやり方でもあるが、今回のお客さんは非常に喜んでもらえた。
何かにつけて前の業者は・・・と枕詞がついた。
確かに勝手に作業を進められるのはどうかと思う。ちゃんとした鍵の専門業者を頼まなくちゃ!
てっきりよくホームページの最初に来ている県外の業者かと思ったら・・・地元とは言えないが、見覚えのある業者だった。
「ダイヤルもこの業者が4回ー2回ー2回ー1回の順に回すと言われた」
お~い嘘言うなよ。4回ー3回ー2回ー1回だろ!そうでなきゃ物理的にありえへん。
お客さんの聞き間違いかと思いたいが、その辺はお客さんも譲らない。そう言われた!と。

まあ、いっか。ほんじゃ帰りますのでお会計。
下田市だと本当に移動で時間が掛かり半日仕事なのである程度大型物件じゃないと割に合わない。
それでも奥歯かみしめて、開錠と加工作業の弊社の定額料金と少し出張費を上乗せさせてもらい×1.08の消費税を請求したら、鳩がマメ鉄砲食らった顔になった。
どうやら、その業者は更に桁が一つ上の請求だったらしい。
確かに今日よりは作業量も多いが、それでも「0」一つ余分なほどの暴利でうわ~って思わず声が出た。
黙って高額請求すれば良かったがもう金額を言ってしまった。
それでも丁度請求額の2倍となる1万円札を出してきた。相当の支払いを覚悟してたらしいのだ。
さすがにそれはいただけないと押し問答。
きちんと請求額をいただければ良いのです。割に合わなきゃやらないし、足りない分は明瞭に根拠を出して了解もらって請求します!
ただお客さんも出したものは引っ込められない、人生の先輩でもあるだけに甘えさせてもらった。
端数切り上げくらいならまだしも、やっぱりもらい過ぎだなあ。少し帰りの足取りは重かった。

#静岡県の鍵屋、#金庫開錠、#シリンダー開錠、#沼津市の鍵屋、#ピッキング開錠、#ホーム金庫、#下田市

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