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ロックスミスブログ

2015.10.05

車の鍵開け (富士宮市)

アウディのインロック開錠作業が入電した。
保険会社のロードサービスアシスタントなので相変わらず要領を得ないのだが、オペレーターに突っ込んでも仕方がない。
とりあえず年式は1995年で半ドア状態らしい。

アウディとくればいささか緊張が走る。
シリンダーはフォルクスワーゲンと同じながら、どうもアウディの方が手こずることが多い。
フリーホイールシリンダーに遭遇したのもワーゲンはまだないが、アウディは2台ある。
台数はワーゲンの方が圧倒的に多いがギブアップ車両は互いに1台ずつかな?

でも、年式的に大丈夫だろうと思いたい。
それにイグニッションにキーが刺さった状態というので、いざとなればなんとかなる。

現場に到着し、とりあえずシリンダーで開けたないなと思ったら鍵穴が横に一文字!
まだ内溝になってない年式だった。
 

さすがに力みがなくなってしまい、レーキングでもあくけど、せっかくの半ドアなので、活用させてもらった。
特に力を入れる必要もなくドアに隙間ができていた。

とりあえず月末までには工具を導入し対策したい・・・が、ワーゲンの不祥事で今後どうなるか。
とりあえず新型でなければピッキングでなんとかなる。
このワーゲンの排ガス規制不正問題はもしかしたらという要素があるので、対策に金を掛けるべきかも悩むところ。
少なくともリコールの金額だけ見てもヤバい領域だと言うし、これでブランドイメージが失墜すれば・・・ドイツ本国はギリシャ問題に難民問題でなかなか支援も厳しいだろうし・・・本当にどうなることか。

 

2015.10.02

アパート玄関錠破錠 (清水町)

前回のブログと相対して、破錠作業の紹介。

行方不明者の捜索で管理会社からアパートの開錠依頼であった。
しかし、この会社が作る物件はシリンダーは開錠不可能だし、ドアスコープもドア穴が丸ではなく楕円に空けられてるため取り外しができない。強引にやるならドアスコープを壊すやり方でサムターン回しを試みることはできるが、手っ取り早しのはシリンダーの破錠である。

警察官立ち合いながら現場を見て、即決で破錠のみの判断。
安否確認なので万が一の可能性もあるし、管理会社もいるので現場は速やかに進行した方が良いだろう。

いつもながら・・・でもないかな、自車の電源からコードを引っ張り、シリンダーを切って破壊しドアを開けた。

残念ながら、いやラッキーと言うべきか、行方不明者は室内にはいなかった。
まだ生きてる確率が高まったということだ。

破錠については管理会社も理解してるので問題はないのだが、毎度のことなんとかしたいなあとは思っている。

2015.10.02

アパート玄関錠開錠 (沼津市)

「こんな時間でも作業をやってくれるんですか?」

なんとも低頭な問い合わせが来たのが夜8時頃であった。
仕事柄不規則な時間でも対応はせざるを得ないので、午後8時はまだ宵の口である。

自宅アパートの鍵を紛失し室内に入れないという問い合わせであった。
さほど深夜でもないし、断る理由はない。
本人確認も住所が現場と一致する免許証を持っている。
賃貸アパートだとこの確認がなかなか面倒くさい。困らない限りは住所変更をしない人は珍しくない。
ましてや長期出張でホテル代わりや、企業が寮代わりに借りてることも少なくはないからだ。

9時に現場待ち合わせでの出動。
電話ではMIWAの縦穴の鍵穴だと言うのでH248を連想していて楽勝ムードだったが、行けばSHOWAだった。WAだけは同じってことか。
楽勝即帰宅ムードは一気に冷め、敗戦ムードが広まった。
このショーワ、どこかで見たなと思えば、この稼業初めて間もない頃、横浜市内で老人宅の鍵開けで付いていた錠前だった気がする。
2ロック同一でどちらかがなかなか開かずに破錠となった。

振り返れば、当時は駆け出しで他の方法を見いだせなかったし、今なら壊さずにどこかを開けていただろうなあと思っている。
それでも鍵屋なのでなんとか玄関を開けたい一心は今以上に強かったかな。

15年目の雪辱で一応ピッキング、反応少なし。う~ん15年前の再来か?

でも、その後幾多の困難を経験してきたわけだし、アパートごときで逃げられない。
窓、新聞受け、ドアスコープ・・・なんとかなりそうかな?
しかし、見事にすべてが打ち砕かれた。
窓、クレセント以外に玉落としのようなものがあるらしく、また掃き出し窓のサッシの柔軟性も低く開きそうにない。
台所の方は、鉄格子が壁に埋め込まれていて、外せる場所はない。
新聞受けは樹脂製で上側が少し持ち上がるものの横でビス止めされてそうで、外れる気配はない。
最後の頼みがドアスコープ。外すのはさほど手間は無かったのだが・・・なぜか開く手応えが感じられない。
 

作業着手から30分ほどして、お客さんも少し諦めた感じで、代金は払うのでキャンセルし翌朝不動産会社から予備の鍵を受け取るようにしても構わないと言いだした。
手間が掛かって暗い手元で埒開かない雰囲気に気を利かせたのだろうけど、はいそうですかとも引き下がれない。
あと10分だけ、時間を区切って再度のピッキング。
SHOWAのシリンダー、構造的に開かないはずはない。
ただ現実、開くときは即開くが、開かない時はなかなか開かない。その開かない時はどこで割り切るかの問題。
開く感覚がなかなか掴めないなか、もはやダメかな?と思った瞬間にシリンダーが回転した。
ヨッシャ!・・・ショットドライバーをミスらないように反転させて開錠成功。

開かなくても払うと言ってくれた代金を正々堂々と受け取れる。

「いや~沼津にもロックスミスっていたんですね」
なんともお恥ずかしい、辛うじて開けたSHOWAにそう言っていただいた。
もちろんロックスミスという言葉は満額受け取りたいし、自らもキーショップと分けて職業紹介をしている。
でも、もう少しスマートにいきたかったな。

沼津のロックスミス Office雅です。

 

2015.09.28

金庫が開かない (長泉町)

テンキー式金庫のテンキーが反応せず開けられないとの長泉町からの入電。

よくあるトラブルである。
電池を交換した時に良く起こるのだが、今回も電池を交換したそうだ。
とりあえずソレノイドを強制反応させて開けられれば良いが、最悪は破錠もあり得ることを了解してもらい出動。
もちろん、こちらとしては壊さずにスムーズに開けたいのだが。。。

いざ現場宅で見てみると、あまり見馴れない金庫であった。
鍵も見たことがない形、テンキーも電池ボックスが別体で、開錠時にプラグを差し込んで給電するようだ。
聞けばチャイナ製、そして今回も電池を交換した直後に動かなくなったのだ。

しかし、原因はすぐに解明できた。
一応新品という乾電池の電圧を調べるために電池ボックスを開ければ、電池と金具が接触してなかった。
これでは給電するはずはない。
ただなぜか金具の周辺のプラスチックが溶けたような跡になっていた。それはそれとして、とりあえず金具が電池に降れるように折り曲げプラグを金庫本体に差し込んでみて、教わった暗証番号を入力したら正常に作動した。
開錠後に何度か動作確認したがソレノイドを含めて故障はないようで、電池ボックスの金具が原因だったようだ。

ただお客さん自身も使い方が間違っていたようだ。
金庫本体にも6V給電用の電池ボックスが内蔵されていた。
おそらく常時電源はここから給電し、もし電池交換が遅れて内臓電池が消耗した際の緊急時に別体の電池ボックスのプラグを差し込んで開ける手段なのではないのだろうか?

ただお客さんにしたら、できれば暗証番号無しで鍵のみの開閉にしたいそうだ。
暗証番号を忘れないとも限らないし、やはり今回開かなくなったのはかなりのトラウマ。
原因が扱いとか金具の不良と分かっても年配者は成す術のないことを嫌うものだ。

扉の裏蓋を外し、ソレノイドスィッチを外す。
これで鍵のみで施解錠ができるようになった。

ちなみに、いかにもチャイナ製と思ったのがデッドボルトだ。
国産品は折り曲げなどで一体のものが多いのに対し、チャイナ製は鉄板を溶接で付けたのがアリアリと見えた。
見栄えは当然イマイチ、強度も溶接部分は強いだろうが周辺部分が逆に力が集まり弱点になる。
一体だと力が均一に掛かるため上手く分散するのだ。
些細なことだが技術の差だね。
 

2015.09.25

すごいツール発見!その3

その3というように1,2で話したように、導入方向で進んでます。

しかし、あれから約2か月。
幸いその工具を使わずに済んだ夏のハイシーズン、これはラッキーとしか言いようがない。

予定通り秋に訪問し、現物を見るつもりですが・・・ここまで来るのに疲れました。
訪問を受け入れて、直接の販売をすると言いこちらが希望する9月~10月上旬の日程に当初は9月前半と10月前半は空いてるとのことでしたので、飛行機代が安いタイミングでスケジュールを詰めたら、その日はポーランドにいるって・・・おいおい話が違うぞ。
更に、そちらで都合付く日を教えてくれと質問すれば、わざわざ長旅しなくても試験ならサンプルを無料で送ると言いだす始末。そのサンプルで結果が良ければミーティングをしようと言いだした。

その提案に乗るべきだったのかな?

開錠工具対策をしたい他の車種を含めて工具を送ってもらっておいたら・・・。

そもそも、それらの仕事がいつ来るかは分からない。とりあえずBMWはこの半年で波はあるが平均すればほぼ月に1台~2台やってることになる。幸い全部Eシリーズでピッキング開錠しているがFシリーズはゼロ。
ワーゲン/アウディもカウントしてないが、とりあえずなんとかなってる。
つまり現状は対策の必要が無く、いつ工具が活躍するかは未定。それでも現場テストを待っててくれるのだろうか?
こんな感じでは1台でも様子を見てたら行くのは冬になってしまうだろう・・・冬のヨーロッパ=寒い。

そもそも、行った方が良いと思ったのは費用面も考慮してだ。
日本で唯一この製品を扱ってる同業者から2台購入したら旅費は出てしまう。
この業者のHPに書かれた単価と日本の業者の販売価格の差額でこれだ。もちろん航走費や為替リスクもあるのだろうが。
更に日本の業者にはサンプルは無く、現物が無い以上技術指導もできない。
それが出張を正当化させた理由だった。

ただ、ここ2ヶ月のやりとりで、私自身も少しキレかかっていて、メールの内容はレベル3まで来てました。
ちなみにレベル4で罵詈雑言、レベル5で放送禁止用語。
自分的にはそうとうきつい内容で導入を諦める腹も持ち、送信したら察したのか分からないが日程が決まった。
10月下旬、9月の連休にも10月の連休にも間に合わないけど、冬に寒風に耐え凍えながら作業することがないようにすることはできそう。

しかし合意事項の前言撤回はその国の持ち合わせた国民性なのか?
ブルガリアの企業なのだが、旧来はトルコやロシアに影響され、今はドイツかな?
ロシアは北方領土での条約は気や戦後の領土交渉を見ても前言撤回は日常茶飯事なようだし。

予定を決めていくうちにこの地政学が見事に交通網に現れてたことに気が付かされた。
日本からの直行便は無く、モスクワかイスタンブール乗り継ぎだと比較的楽なルートでのチケットが取りやすい。
また他のヨーロッパの国から鉄道やバスで行くにも東ヨーロッパとは直行があるようだが、中央や西からの国際列車は見つけられなかった。バスも同じく。
なので私はモスクワ経由でチェコのプラハに一旦行くことにした。
実はこのルートが割と安い。同じくらいの距離なのにオーストリアのウィーンだと少し高い。
ただプラハからブルガリアのソフィアまで直行便はなく、近くはウィーンからだとドイツ系の航空会社が直行便を飛ばしている。
プラハからウィーンまではバスで4時間ほどだが、車窓を見ながら良い旅になる。
ところが、面会日のこの日だけ1日10便ほどあるはずのバスが全く空席無しでまるで運休日なのか、移民騒動の顛末なのか。
更にウィーンからソフィアの便も申し込もうとしたら支払でカード決済ができず。
仕方がなく同じ航空会社でプラハからソフィアに飛行機で向かうことにし、こちらは支払いができた。
色々聞けばどうやら満席の可能性が高いと決済できなかったカード会社で聞いた。
費用はウィーンからより1万円高いがバス代が浮くので7千円ほど高いことになる。それでもこのルートの方がモスクワ経由で1回乗り継ぎでソフィアに行くより
安い。

モスクワ経由にこだわったのは友人に会うと言う他の伏線もあった。
ただロシアに入国するにはビザが必要で、カンボジアのように空港で簡易的に取れるものでなく大使館に事前に申請しなくてはならない。
更に追い打ちをかけたのが、訪問目的という質問事項、選択肢に「亡命」・・・まだそういう立ち位置の関係の国なんだと実感。
わずか20時間滞在で4000円、しかも東京に行かなくてはならないので今回はただの乗り継ぎだけにした。

とにもかくにも、10月末に行ってきます。

2015.09.25

シリンダートラブル修理 (小田原市)

MIWAのPRシリンダーをつけた分譲マンション、上下2ロックあり下側が回らないという、よく見かける症状だ。
まず台風一過の中、箱根を越えて小田原に行くが、お客さんとコールセンターのやり取りが悪く、お客さんが外出して一旦キャンセルになるアクシデント。
翌日改めて出動した。。。まあこちらはキャンセル扱いなので、請求できるのだが。

PRシリンダーの不具合は何度か見てきたが、大体結論は出ている。
タンブラーの動きが悪くなってるのだが、何がそうさせてるかは現物次第となる。

経年で油分が切れてるケース、金属粉などによるもの、そしてメーカー純正グリスによる効果との不一致。

今回もメーカー純正グリスを少量差したそうだが、量が少なかったせいが幸いした。
最悪だと全分解して、タンブラーを一枚ずつ拭き取らなくてはいけなくなる。
むしろ今回は前者に近く、潤滑スプレーで洗い流してあげれば調子は戻り、不具合は改善した。
ただ他に別の原因が潜んでいるケースもあるので、とりあえず様子を見て欲しいと言葉を残したが、現状2週間を過ぎるが症状は出てないようだ。

2015.09.25

自働車インロック開錠 (御殿場市)

アウディQ7というRVに似た感じの車の開錠作業だった。
2010年ころの製造車両と聞いていたので楽勝ムードで行った。

まず、ムムっと来たのがRV車ならではの車両の高さ。キーシリンダーの位置がセダンなどより高いので目線が異なるし、腕を上げ気味にするせいか肩が疲れる。
アウディは開くやつは当然パッと開いていた。特にクーペのTTなどで作業で引っかかった記憶は無い。
セダンなどの中には1時間くらい掛けたのもあったがほぼ開いていた。1件だけギブアップしたのがあったなあ。
もっとも古いフォルクスワーゲンゴルフでもギブアップしたことはあったが。

まずはピッキング。
微かな雰囲気はあるが、決めてとなるほどワンクッションは落ちない。
それ以上に、掛けっぱなしのエンジンの熱気が嫌になる・・・いや、むしろ好条件。

エンジンが掛かってるということはセキュリティが掛かった状態ではないので、室内のレバーハンドルを引けば開くはずなので即作戦変更。
逆にこれがエンジンが掛かってなく、キーが室内のどこかにあるとこの手段は使えない。
恥ずかしながら、今回はこの方法に甘んじた。
 

 

2015.08.26

メルセデスベンツE200開錠 (富士市)

まだ販売間もない頃のLISHIという開錠ツールの工具を持っている。
今は改良され、大分形も変わったのだが。
展示会で目にし、試したら案外簡単にベンツが開錠できたので買ってみたものの、いざ現場で使ったら、全く開かない。
それでレッテル張りをしてしまい、一切使わなかったのだが、ターボデコーダを機に少し見直してみた。

ちなみにLISHIというのはチャイニーズの李さんが開発した工具で、当初はそのアイデアをイギリスのカーロックスミス協会に持込商品化し、パテント料をいただいたのだが、そこはチャイニーズ、本国に帰ってもう一儲けしたいと思い、自ら製品化してしまったのだ。
そのせいか、正規品と模造品とが出回っているらしい。
そんな節操のない話も好きじゃないだけにLISHIは侮蔑の対象で懸念してるBMWの開錠工具もLISHIは信頼できないと思っていた。

さて、今回のベンツ、鍵は車内にあるし、ステーションワゴンの車体なのでドアさえ開けばなんとでもなる。
まずは試しのダメもとでLISHIを使ってみた。

置くまでテンションを差し込むと、言われたようにタンブラーに触れてないことを発見。
そこで少し手前に引いてピックしてみたら、感触を感じた。シリンダーもすぐ傾きワンクッション入った。コレはイケる?
ベンツは右回しのシリンダーなので右ドアはいつもは左に回しショットドライバーを使って反転させてたが、いたずらで右回しにテンションを掛けたらそのまま開錠となった。
少し手前でタンブラーを探る、最初から分かってればやってたのだろうが、抜けないように奥まで差し込んで、かたくなにその他の柔軟さを欠いてしまっていた。
なんで、そんなことも応用できなかったのか気恥ずかしい。
素早い開錠でお客さんには感謝されたのは良いが、自分の未熟さが表れて少々内面的に気恥ずかしい作業であった。

2015.08.26

自動車開錠 (沼津市らららサンビーチ)

今年は酷暑なのに景気のせい?自動車の構造のせい?保険業界のインフラのせい?・・・更に追い打ちのサメ出現のせい?
とにかく海水浴場での仕事が極少であった。

そんな中でフォルクスワーゲンパサートの開錠。場所も市内とはいえ、西浦のらららサンビーチという海水浴場。
入電中電話オペレーターがフォルクスワーゲンのパサートと言ってくれれば、すぐにひらめくのだが、ただパサートと言われると、あまりに久しぶりでトヨタだったかな?と思うほどボケてしまった。
ワーゲンは割と開けてるのだが、やはり内溝キーなので油断すると開かないこともあるから注意だ。

現場まで少々時間が掛かったが、お客さんもどうしようもないので待ってくれていた。
ただ連日の酷暑がひと段落したこの頃、曇り空でTシャツで外にいて丁度良い。
今までは立ってるだけで汗が流れたのに比べたらむしろ涼しいくらだ。

さて開錠作業も、ニュービートルなら割とフィリップピックで開錠できてしまうが、ワーゲンでも他の車種は不思議とL型ピックじゃないと開かない。
先日も少し語ったターボデコーダという開錠ツール、できれば第三世代のワーゲン用も購入候補だ。
新型アウディではフリーホイール式のシリンダーになり、非常に開けにくくなってたと聞くが、幸い私のあたった車は時間を掛けても無事開いてる。でも開けにくいのは実感しているので、何かのはずみで開かないことも可能性ではあるBMWと同じリスクだけに、早めに対策しないと。

ピッキング中、関係のないギャラリーができるし、待っている依頼者の子供は海水浴の水が渇き寒さを訴えるし、なかなか集中できなかったが、なんとか10分ほどで開錠。

ワーゲンは集中ドアロックの音が凄いので本当に開けたという感じがするのが良い。
やはり夏は海でのインロックが無いと・・・ヒマ。

2015.08.26

ホーム金庫 シリンダー開錠(御殿場市)

コールセンターを活用してる業者は無理だろうが、弊社のように直接入電するお客さんは電話口で結構状況がつかめる。
今回も電話してきた人と本当の依頼者が違うことはすぐ理解できた。
 

電話口で状況を聞こうと質問すれば、復唱するように他に聞いたりしてたら、まず本当の依頼者は他にいる。
例えば高齢の親の代わりに電話してる子供か親族か、それとも近所の人か・・・、その違いは電話口から聞こえる言葉遣いで理解できてしまう。
親子や親族の会話、全く他人の会話は明らかに違う。

今回も明らかにそのパターンで、言葉づかいから親族ではないことが理解できた。
現場に到着して、駐車場に止まる軽トラックに「地域パトロール」のマグネットシールが貼ってあって確信した。
民生委員からの依頼であった。

依頼者が金庫の鍵を紛失し開けられないということで、電話をくれたのだ。
ただここで気になるのがダイヤル錠、触ってないとは言うが、ずれてることはよくあるのだが、とりあえずシリンダーを開錠したら無事金庫は開いた。

高齢で細かなセキュリティを管理するのは大変だろうから、本来家庭内にある金庫などはダイヤル錠も無い方が良いし、理想なのはロッカー変わりだ。
とりあえず耐火構造が保たれてるだけの状態が事故が無くて良い。
しかし、頑固なのも高齢者の特徴。
鍵が欲しいと言いだす。

シリンダー錠のメーカーはSTAR、・・・コード番号でカットできそう。

手を抜くわけじゃないが、コードブックを検索しカットしてみたらBINGO。
つまり最初から目的が明確になっていれば開錠する必要はなかった。
もちろんコードで検索できないメーカーは開錠しシリンダーを分解して作ることもあるのだが。
状況説明でやはり身内じゃない遠慮もあるのだろう。
逆に、手間のかかった分冷静に掛かった分の費用を請求できるのは良いのだが。

帰り際に「民生委員の方ですよね」と聞くと何故わかるのか?と驚いていた。
軽トラにあんな看板入れてれば状況をさっすることはできるものだけど。。。

 

2015.08.03

すごいツール発見!その2

出張計画の続編です。


なかなか乗り継ぎの都合がつかないと逃げ回っていても仕方がない。
腰を据えて、まずは予定を書きだしてみた。


①成田~ソフィア 
 一番単純なルート。乗り継ぎは仕方がないが最短で2泊(機中泊1泊)で行ける。
 まあ無難だし、本当に目的だけ達成するだけの出張だ。
 ブルガリアはナイトライフも見事に摘発され、今では無いらしいから、まったく面白味は無い。

②成田~イスタンブール~ソフィア
 トルコで飛行機を降り、鉄道で一晩かけてブルガリアへ渡るルート。
 ①よりも国際列車で面白味はある。夜中の国境で車掌に起こされ入国手続きをするなんて、初めてだし。
 少し治安の不安はあるが、それも楽しいかな?

③成田~モスクワ(乗り継ぎ時に入国し1泊)~ソフィア
 せっかくヨーロッパまで行くので、アエロフロートを使ってモスクワでロシアの友人に会うのも良いかな?
 ただロシア入国はビザが必要だったかも。それにもう半年以上も連絡とってないし、会って満足に会話ができるか?
 当然相手も英語は流暢なようだが、母国語ではない。私はしどろもどろ・・・。

④成田~プラハ~ソフィア~プラハ~クラクフ~プラハ~成田
 クラクフからは悲願のアウシュビッツに観光するつもり。
 プラハ~ソフィア間の飛行機が見つかり、時間的にも許容範囲なのでこれは有力。
 プラハ~クラクフ間は国際列車で行くが、国境の検閲は無いらしい。
 ホテルはプラハとソフィアに各1泊ずつで鉄道車内に2泊機中1泊でかなり疲れるかな?
 金も掛かりそうだが、これを逃すとアウシュビッツはまず行けないだろうなあ。。。
 アウシュビッツには多少金掛けても行ってみたい気持ちはあるから、かなり有効なプラン。
 そして5泊6日・・・休み過ぎかな・・・。

そんな感じで毎夜、ネットで旅行記を眺めて情報を取ってます。

 

2015.08.03

マンション鍵開け (厚木市)

これまでも神奈川県の秦野市までなら開錠での出張はあった。
こと旧来の鍵屋さんがいやがる電子キーなら川崎市まで修理に向かったことはある。
今回は記録更新で更に沼津から向かうと東へ(都会へ)向かった厚木市内のマンションの開錠。
人材がいないのか、現時点で工面できないのか分からないが、以前も厚木市内での開錠案件の引き合いがあったが、距離もあるし、高速代もなんかうじゃうじゃ言ってて出したがらないせいか話は消えたのだが、今回はこのアシスタントからの会社ははっきり言って条件でダメな物はダメとした勢いのせいか入電となった。

当初、玄関錠シリンダー一か所で横穴の鍵穴、ドアポストがあり、ドアスコープが無いということで、エントランスロックがある建物と言うので比較的新しいもので、手段も破錠しかないと言ったのだが、コールセンターでもとりあえず行ってくれと言うので向かった。

しかし、事実は小説より奇なりとは言ったもの。

付近に高層の新しい建物がなく、コレかな?と思えばBINGO!
エントランスも従来からあるものでなく、後付のロックであった。
建物は20年以上は経つだろうか?ミワのPRがついていた。

シリンダーはU9なので開かないが、扉にドアスコープがあり、そこからのサムターン開錠。

無事成功し良かったが、破錠となったらグダグダでいやになったかも、とにかく暑かった。

2015.08.02

強制執行案件が変わった

なんか裁判所による競売物件への強制執行の流れが今年度から変わったようだ。

今までは、物件に対しまず執行官立ち合いで不動産鑑定士と現況調査を行う。
その際に入口が施錠されてれば弊社の出番であった。

その後は鑑定結果をもとに競売が掛けられ、落札される。
しかし、占拠している住人などがいれば裁判となり、判決後に執行官の指示のもと申立人と引越し業者などが揃われ、
催告を行い、そののち断行となり引き渡しになる。

弊社への依頼は裁判所から直接であったが、ここ最近は執行請負業者が間に入ってきた。
つまりは執行業務全般を手配するようで、明け渡し時の荷物の保管や処分、建屋の解体など今まで執行官が個別に依頼していたものを請け負っているようだ。
カギについても然りのようだ。

 

昨年あたりから、この業者を見かけるようになり、なんとも口が達者で個人的にはリズムが合わないのであまり立ち話もしなかった。

ただ、それに気づいたのはこれまで競売案件で都度直接依頼してくれた不動産業者がポロリと漏らしたことで分かった。
確かに新しい制度では掛かるようになったけど、時間は短縮されるようになった。。。でも好きじゃないなあ。

最近は現況調査が無く、いきなり競売(市場価を推測して最低価格を求めてるのか)して強制執行になってるようだ。
確かに裁判所側の手間は減る・・・ただ申立人のコストはあがる。

ウチもいつまで呼ばれるのかな・・・ふとそんな思いをめぐらせてみたくなった。

2015.08.02

すごいツール発見!

先日、ネット掲示板見てたら車を簡単に開けてしまう動画がアップされていた。
ヤラセなのだろうか?
そう思いたくなるほど、苦労なく数秒で開錠していた。挙句に小さな女の子がトライアウトし簡単さをPR。

ここ最近、特にBMWが開けにくくなってきた感じがする。
2005年製造までは比較的簡単に開くが、それ以降は時に時間が掛かるように感じる。いや時間を掛けても開けば良いが開かなかったこともある。
特に2010年以降には鍵穴が深い車種も出てきて作業をより難しくしている。

なんとかせねんば・・・と外車などのデータを持つ問屋にツールを照会したりしているが・・・どうもしっくりこない。
普通にL型ピックで開けているので、少し加工されたピックを使えば・・・と言うが、それだけだろうか?
他の業者は???と聞けば、中国製の物でなんとかなっていると言う。
私も古いロットのレクサス用とベンツ用を買ったが、一度も成功してなく、所詮中国製と諦めていた。

そこに新しいアイテムはまさに救世主。
とりあえず動画にあったURLから製造者を特定しようとしたら・・・二つの業者が出てきた。
ヨルダンとブルガリア。
ヨルダンの方はFacebookに結構CPUの解析などをして、内容についていけないほどだった。
ベンツなどのCPUのプログラミングなどは私は手を付けようともしないが、やはり困ってるのは世界共通。
ただ不思議なことに色々な国の人が質問するが、一切回答してない。例えばこのプログラムソフトは幾らで販売するのか?という質問さえ答えてない。
売るのか売らないのかくらい答えても良いだろうと思うが、成功例だけを見せて商売する気もないのはなんとも不思議。
そこから、このツールは販売されマレーシアや台湾、香港もあったかな?などに販売DBを持つようだ。
そして、アリババを見たらこの商品が・・・!
なんとなく流通ルートが見えた。

そして、後者の方だがメールを出してみた。一応日本の代理店があれば・・・と断ったせいか、私のメールはアメリカを経由して日本の業者に。
実はそこの業者は取引したことはないが、代表者の名刺は持っている。会ったことがあるかもしれない。
ただ、その業者はこのツールを売ろうとした経緯があるようだが在庫はしてないようで、実物は見せられないと言ってきた。
実際値段が高いしね・・・が合言葉だった。
世間話で、他はどうよと聞けば、先述した中国製ツールでやれてるようだ。。。価格はその5倍(直販)。その業者を通せば8倍となる。

再びブルガリアと連絡を取る。
業者経由なら直販価格でも旅費近くまで手数料を取られる。それなら直販できないかと再び問うていた。
現地に行って、コネクションが広がるかもしれないし、差額は決して無益じゃないと思うからだ。

後日、歓迎する旨のメールが来た。

今、どうやって行こうかと計画を立案中だ。ただ飛行機で往復するだけじゃつまらないし。

2015.07.19

暗証番号式金庫開錠 (沼津市)

久々にダイヤルでない、テンキー式の暗証番号タイプの金庫の開錠。
キーはあるので番号のみ不明。
なんとか壊さずに開けて再利用させたいものだ。

よくあるパターンは電池の電圧不足だが、電圧計によれば電圧は正常。

タッチパネルを外し、配線束の中から動力線を見つけて、そこに電圧を直接掛けてやる。
反応あり。。。開錠。

しかし、裏蓋を外せば、普通は暗証番号設定時のツマミなどがあるのだが、これにはない。
固定式なのか、学習状態に戻すキーがありそれを入力するのか・・・とりあえず暗証番号変更も読み出しもできない。

もっとも番号忘れるくらいなので、無しにした方が使いやすいだろうと、お客さんと相談後にソレノイドを外した。
キーのみで開閉できる外観テンキー式の金庫に改造した。

ダイヤルでは時々やる加工だが、テンキーでは非常に珍しい。

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