ブログ
2023.12.09
シボレー エクスプレス インロック開錠(沼津市)
シボレーエクスプレス・・・電話口で唐突に言われてもなかなかどんな自動車だったか思いだせない。
最近売り出された新型車か?
とりあえず車名から検索してみた。
最近は面倒くさくなったもので損保関連のアシスタント業務がウェブ請求になったせいか、自動的に写真を要求してくるので最低限の個人情報を隠しながらの撮影なのでこんなアングルになってしまった。
もっともそれ以上に色々な言いがかり案件も多いのだろうけど。
検索後に初年度登録を聞き一安心。
GM系だがこの頃の年式でイグニッションとドアキーが共通なら作業も秒殺!
逆に言えば良い時代だったなあ。
外車というだけで割高な料金が得られてたし、他で作業やってなかった。
かなりドタバタだったなあと思いつつ、今じゃ楽勝モード。
実際現場でも瞬殺とまで言えたか分からないがそれなりに速攻だったと思われる。
今じゃ鍵穴が隠され、治具さえも入れない構造に・・・鍵穴ある車は格好良いよ!
2023.11.26
トヨタクラウン インロック開錠(富士市)
トヨタクラウンの平成27年車。
比較的新しいがこの車好きだ(鍵開け対象として)。
登場時はいわゆるTOY2と言われるレクサスから採用されたトヨタの2トラックシリンダー。
正直L型ピックで挑戦したことがまだない。
早々にLISHIの初期型の工具を購入し使っていた。
初期の工具だとあまり開錠確率は高く無かった気がする。
マークXにも採用されており、それに使った際にピックが折れた!
ピンの決まりに力が結構掛かっていて、テンションの位置も決まりが悪かったのだが、4トラックのTOY48と比べてハーフタンブラーも無く安心してピックできていた。(個人的に嫌い)
登場時はレクサスなどかなり警戒し、緊張したのだが、後期型のツールを手にしてから楽楽開く。
コツをつかんだと言えば良いのか、ピンの決まりがかなりはっきりしていて気持ち良い。
TOY48に比べて確実性が高い。
まだ一部車種にしか採用されてないようだが、広く大衆車にも普及して欲しい。
確認できてるのがレクサス系、クラウン、アルファード系、マークX(絶版)、プリウスあたりかと。
逆に新車でもいまだにTOY48を採用している車両、ぼちぼち止めましょう(笑)
本当にTOY48は嫌い(個人的に)
2023.11.21
メーカーの意図が分からん (裾野市)
ワンドアツーロックなのだが、上にWESTの本締まり錠、下にGOALの補助錠。
リホームでの錠前交換依頼だったが当初は同じメーカーの2ロック同一キーを希望してきた。
問い合わせでは上下でメーカーの違う2ロックなので、てっきり後付けの補助錠かと思った。
しかし、調べて行くとこういう設定の商品だったようだ。
しかも下がただの補助錠でなく、ドアガードに引っかかる物で、新規に加工取り付けをしても上を生かせば下が生きない、逆も然りであり、これは製造時の標準が一番良いと言うことになった。
もっとも、こちらとしても既に取付用の穴が空いてるのを生かして商品選んでなんて面倒くさい以上にコストに見合わないだろう。
左の写真が上側のWESTシリンダー、右の写真がGOALのTXの取付部分。
さすがに同一シリンダーを組むにはちょっと手間が掛かり過ぎる。
それにしても施主が同一キーにしたいのも納得できる。
2ロックを生かすには鍵を2本持たなくてはならない。
メーカーはなぜこんな仕様のドアを商品化したのだろうか?
2023.11.16
開錠にならない 鍵あり引違錠(沼津市)
つい先日似たような事例が伊豆市であった。
そちらは召し合わせのズレが一番の理由。ただそのズレが扉の滑車にありながら、そのままDIYで強引に取りつけて使っていたこと。
不調ながらも使えていたが、ふとしたことで作動しなくなった。
残念ながら写真を撮ってないので文章だと文字量が半端ないのでこの辺で。
今回も鍵はあるけど開錠できないというトラブル。
電話で見積もれとはよく言われるけど、現状も分からないからこれからやる作業も未定。
最悪なケースで弊社は話をすることにしている。
最悪とは錠本体が破損など不具合で開かないケース。
破錠して引戸錠1式交換という場合なので口頭での見積りは高くなってしまう。
もちろん、簡単に済むケースも多い。
今回も電話でまず見積りとなった。
しかし現状も分からず最悪のケースを話すしかない。
今回HPからの電話であったが弊社はグーグルに広告を載せてないので検索順位は下位表示。
案の定上から電話したが知識が乏しい電話オペレーターではマニュアルの対応しかできず下位の弊社の出番となったのと、「鍵を触れる人いますか?」という開口一番の言葉が全てを語ってるんだろうなあ。
現場で鍵はあるのでとりあえず様子を見る。
シリンダーは左右に回るので左(開錠方向)には少し振りが小さい感じ。
ってことはシリンダーの不具合ではないとなると錠本体か?と思い少し指先に力を入れたら開錠になった。
「指先が痛くなるほど力を入れたのに!」
とお客さんは信じられない表情。この辺のちから加減は文章では書き難い経験かなあ。
さて原因を解決しよう。
見るからに動きが渋そう。
室内からツマミの上下動でも重さが感じられた。
この辺は得意な潤滑スプレーで動きは戻ったがそれだけか?!
全く釜が動かなかったのはやはり召し合わせがずれていた。
左右だけでなく上下にも。
聞けばリホーム屋さんに頼んで取り付けたようだ。
取りつけ時は調子良かったのかは深く聞かなかったが、この写真では下側に穴があるがビスが無い。
タップビスをねじ込む位置で、使用するうちにズレが生じるのを防ぐためだ。
召し合わせを合わせたのちに上下にタップビスを打ちこんだ。
暫くは不調で使ってたのだろう。軽くなった引戸錠にやたらと感動してくれた。
2023.11.08
トヨタダイナアーバンサポート インロック開錠(富士宮市)
日曜日の夜の入電。
既に落ち着いた気分でいたのだが、「アーバンサポートのインロックです!」とまた知らない車の入電。
アーバンサポート?。。。外車だろうなあ。
ちなみにメーカー不明、年式が2004年。
しばらくして、ダイナアーバンサポートと名称が変わった。
あ~ダイナ、トヨタダイナかな?
最近は新車の名称に認識が追いつかないし、平行輸入などで色々外車も入っているだけにまたそのあたりかと思った。
これでチャイナ車や韓国車が加わるとグチャグチャかも。しかし、いまだにこの両国の車両に当たったことはない。
マスコミいわく、若者に人気らしいのだが。
一応ネットで検索したらダイナといえどもトラックやそれを元にしたキャンピングカーなどの改造車ではない。
宅急便の配達で使われていた背の高い配達車と言えば分かりやすいだろうか。
その荷室をキッチンカーに改造した物らしい。
既にJAFが対応していたがギブアップの案件。
2004年製だとシリンダーはM382でも初期の8ピンでハーフタンブラーの入ったものだろう。
これをピッキングで開錠する治具は販売されてたが、既に現行の10ピン主流で需要がないので揃えていない。
GMのサイドバー同様時々ある。
GMは古いコルベットなどのインロックがあるが、弊社では無理。ロッドでの開錠もボディ形状からできない。
初期のM382の車体は鍵穴が無理でもロッドで開くので今更の需要なのだ。
しかし、今回は・・・現場で実車を確認。
運転席側から先の作業者が作業した跡が伺えた。ドアの内部にロッドを入れたのだろうか、ガラスが汚れていた。
宅急便の配達車を開けた時も少し難儀した記憶があった。
キーを持たないと自動施錠されてしまう設定にされていたのもあったが、一番は開けられる場所が無かった。
後部のドアを煽った記憶があるようなないような・・・当時の作業が思いだせない。
ただ今回は荷室を開けても運転席と仕切られて解決にはならない。
じっくり見渡せば・・・弱点見つけた!
助手席の窓ガラス!
スライド式になっており、押せば少し歪む。そこからロットを侵入させロックボタンを開錠。
先の作業に比べて呆気ない解決に持ち主も驚いていた。
もちろん開錠方法にこの車に適したマニュアルがあるわけじゃなく、現場見ての解決。
自分もこんな開け方をするとは思いもせず。
ドライバーは30~40代の女性。
イベントで仕事しての帰りなのかな?
一人でキッチンカーやってるのかな?
余計なことを考えてしまったが、仕事する女性、いいね!