ブログ
2019.02.24
MIWA PRシリンダー(YKK)交換 (沼津市)
いわゆる鍵の交換依頼だが、正確には錠前交換。
近所のお宅からで、当初はカードキーや暗証番号式のテンキーなどを検討し見積もってみたが、価格が合わず単純にシリンダー交換となった。
在庫してるのがTOSTEMのシリンダーならあった。どうせ中身は同じだから入れ替えてしまおうかとも思ったが、ご近所じゃ手も抜けないのでメーカーより取寄せた。
昨今のサッシメーカーブランドのシリンダーはサッシメーカーのホームページにて通販をしている。
当然一般ユーザー向けだが、弊社も業者ではあるがサッシメーカーの専属でないため一般ユーザーとして購入となる。
価格は同じなのでドライバー工具を扱える方はご自身でやってみることもできる。
商品自体は代引きなので在庫さえあれば2日ほどで宅急便で届く。
部品自体の交換なので大した作業ではないが、築14年となるとディンプルキーのシリンダーでもサイドバーの構造となると
![]()
摩耗により生じた黒い金属粉が出てくる。
ちなみに写真は下側についていたシリンダーのみで、主錠として使われていた上側は前日取り外してみてゴミを除去している。
これはあまり溜めてしまうとサイドバーが下りなくなって鍵が抜けなくなったり、また逆に鍵を認証しなくなったりなどの悪さを働く。
黒粉単独でなくても綿ぼこりと絡んで、僅かな汚れでも先に書いたような症状を引き起こす。
定期的に分解し洗浄してあげれば良いのだろうが・・・なかなかできる部分ではないし、我々も定期整備という仕事はいまだに受けたことがない。
不具合が生じて初めて呼ばれることばかりだ。
当然こんな原因があるとは思わないだろうし。
是非、ご近所に馴染みの鍵屋があれば、10年超えたものは分解整備をしてみてはいかがでしょうか?
2019.02.22
日産 シーマ 開錠 (高座郡寒川町)
よく電話を掛けて使うのが、
「静岡のOffice雅と申します」
だったり
「鍵屋のOffice雅と申します」
なのだが、なんで寒川?(笑)
いつもお世話になってる引っ越し業者が強制執行の仕事を回してくれた。
厚木にクラウンを開けに行ったこともあるが、今回は日産シーマ。
今月上旬に一度催告にも行った。
寒川町は20年前までこの辺を含む湘南地区をウロウロしていた。
会社員時代の営業テリトリーだ。
すっかり町も変わってしまったし、当時のお客さんも栄枯盛衰があったようで違った町になった感じだ。
アパートの駐車場に住人の友人所有の車と言われる物ですっかり所有権を放棄してしまった厄介なものだ。
何度か連絡はついたそうだが、県外におり処分するあてもないようで法的に撤去することにしたようだ。
日産のM396なので開錠作業は通常のピッキング。
日産はクセのあるものもあった。ローレルとかシーマも製造ラインのせいなのか開き難いことがあった。
今回も催告時に少し放置期間があったせいかもしれないが素直に開かず1分ほど掛かった。
調査後に施錠したら裁判所の執行官が通告書を貼るのを忘れたというので再度開錠した際は5秒ほどだった。
この差はなんだ!
そんな作業は特記することもないのだが。
側もしっかりしているシーマ、自動車屋さんが引きとるがスクラップ扱いだ。
![]()
イモビ付だったみたいで、トランクがバッテリーをつないでも開かなかったので強引に開けた。
調査とは言え何もなかった。
その後クレーンで釣り上げられ積載車に。
狭い場所で3tの常用車が宙を浮くのはなかなか豪快だ。
アスファルトの色の違いが長期間の駐車を物語っている。
2019.02.22
テンキー錠 電池ボックスの蓋開錠 (富士市)
暗証番号式のタッチパネルのテンキー錠の開錠ではない。
それの電源である電池を入れる場所の蓋の開錠である。
アルファ製のFBロックなどはカメラなどのストロボで使う型の電池を使用している。
管理会社の自主基準で2年ごとに借り主が交換しなくてはならないようだ。
その電池が切れるとご想像通り反応しなくなる。
暗証番号がリセットされることはないが、外部給電できないので作動しない。
ちなみに電池を交換するには設定した暗証番号を活用して外すので、電池さえも交換ができない。
この部分、結構トラブルがあるもの。
電池交換を怠って液漏れして不動となった案件では川崎市まで走ったことがある。
ちなみに弊社は静岡県の沼津市の鍵屋なのだが・・・。東京との県境間近の川崎市・・・距離はそれほどでもないが気持ち的に遠い。
完全に電池が切れた案件では、空室の部屋の電池を拝借したことがある。
大体ウチに来る案件は夜なので電気屋に交換電池を買いに行くこともできないので、応急処置ということで。
![]()
下側の黒い蓋の中に電池があるのだが、今回はなんと電池を上下逆さまに入れて蓋をしてしまったのだ。
蓋は閉まってしまい、当然電池の電極に触れてないので電流は流れない。
とりあえず入居状態だったのだが、外すわけではないので作業にはあまり関係ない。
どうやって開けるかと言えば簡単だ。
隙間からクサビ状の物を鋭利な物を蓋の隙間から差し混み抑えれば蓋はスライドできる。
暗証番号が使える正常な状態なら、暗証番号を引き込ませれば良い。
ちなみに閉める時は押し込むだけなので、クサビ状のポッチは引っ込むという理屈だ。
蓋を外し、電池を正常に入れ直せば、問題なく復旧。
昼間にやる仕事はやっぱノンビリで良いね。
唯一、道の流れが一般車が多く混雑するのが難点だったけど。
2019.02.19
GOALシリンダー錠開錠したら・・・ (沼津市)
ここ最近多いのが安否確認での開錠作業。
もっとも同じ部屋を二回開けたせいで多く感じているのかもしれない。
作業着手した案件はとりあえず室内に入居状態で無事が確認されたのだが、大騒ぎになる前に応答して欲しいもの。
家族も安心するだろうが・・・昨今変な電話勧誘や訪問営業が多いからうんざりしてのことだろう。
独居老人ばかりでなく若い人でもあった。
呼び鈴鳴らそうが携帯電話を鳴らそうがずっと寝てたという人もいた。
今回の物件は分譲マンションでやはり独居老人。
その家族からの依頼だが、昨今は鍵穴で開かないのが・・・破壊を許可してくれれば良いのだが。
とりあえず安否確認の際、家族や関係者はまず最寄りの警察に相談してほしい。
取りあえず住宅を開錠するので、単に家族だという主張だけでは業者の判断では開けられない。
もし開ける業者がいたら、所詮はその程度のコンプライアンスの業者と思って良い。
あくまで弊社では公務の立場で警察官に立ち会っていただいた上での作業となる。
どういう関係でも人が住んでる以上はプライバシーもあれば居住権もあるのだ。
と言うのも万が一ということが無いとは限らない。もっとも無ければ心配などしないだろう。
部屋で倒れていたら事件性が無いか、それを判断するのは我々業者ではなく、捜査権のある警察官だからだ。
だから、所詮はその程度のコンプライアンスと厳しく言い放ったのだ。
事件性があると判断されれば、現場は立ち入り禁止となり、本署の鑑識班を待つことになるし、第一発見者は事情聴取を待つことになる。
さて、そんな万が一があるかどうか、まずヒントになるのが臭いだろう。
連絡が付かなくなって時間が経っていたら、通常凄まじい腐敗臭がしたりしる。
時間が経ってない場合でも、排泄臭がしたりすることもあるので臭いをヒントに気持ちを落ち着かせてほしい。
今回の現場はとりあえず部屋からは特に臭いはしてこないが、近所の交番のお巡りさんは万が一をやはり気にする(結構テンション高かった)。
錠はGOALのX版かな?5ピンか6ピンのシリンダーだが・・・僕、ピンシリンダーって苦手。
ドアポストやドアメガネでサムターン回しに逃げたいけど
「古い鍵なんで開きますよね」
そう言われちゃうと、やるしかないじゃん!
ピックとシングルテンションでカリカリ始めて間もなく開錠、回転方向もバッチリでショットドライバーの出番もなし。
細いテンションには重たいシリンダーの内筒を回すと、ガチャンという重たい機械音でドアが少し開くと・・・ガタンと音をしてドアが止まった。
バーロックが掛かっていたのだ。
ということは、室外にいることはなく、誰かが室内にいることになる。
しかし呼びかけても応答はない。だが、異臭もしてこない。
最悪の死亡は無いと思われるが、例えば発作で倒れた状態というケースも過去にあった。
ドアを開けてみたら目の前で薬を持って倒れてたこともあった。
しかしながら、バーロックが掛かって中は見えない。
出っ張ったコンプリートの壁が邪魔して中も覗けなければ、手も入らない。
さあ、どうする?
一旦車に戻ってバーロック開錠に使ってた紙紐があったはずなんだが・・・確か雨に濡れて捨てちゃった。
たまたま通りかかった同じマンションの住人に事情を話して新聞紙結束用の紐を2mほどいただいた。
さあ作業続行。。。この紐を持って部屋に戻ると警察官もさて何をするのだろうか?という感じだった。
ところが手が入らないんだよねえ。「私は手がでかいから」という警察官、僕の手はもっとデカいんだけど。
なんとかバーロックに結びつけられたものの、バーの先端まで押し出せずに難儀したが、奥まで進めなくても動く感触があったのでこのままやっちまえ!・・・と力を掛けたら案の定ちぎれた。しかしドアは開いた。
警察官突入!・・・となるところを中から不思議そうに眺めていたのは住人の老人。
無事が確認され、また事件性もなくこれで解散となった。
なんとも、時代とはいえお騒がせとなってしまった。
2019.02.11
テレビ番組は・・・フェイク?
米国のトランプ大統領が昨年フェイクニュースを連呼して報道の信頼が揺らいだ。
報道でそうなんだからバラエティ番組は??
20年ほど前に私の友人で今も鍵屋をやっている人間がテレビ番組に出演した。
「1分かんに何個の南京錠を開けられるか!」
という番組内の企画だけど、事前に中のピンタンブラーを抜いてあったらしい。
つまりピックを突っ込めば開く状態なのだ。
スゲー!って思えば視聴者を引き付け番組的には面白いだろうが中身は無いということだ。
でもそれを見た視聴者はそれが現実だと思い込んでしまう。
かつてのテレビは真実を映像に載せて文字や音だけより臨場感と共に伝える物であったが、最近はどうも違う。
むしろ映像を伴うことで印象操作に使いやすいから、その色合いの方が濃い。
ピッキング犯罪が多発したときもやはりテレビの役割は大きかった。
中国人窃盗団によるピッキング犯罪は日本中を不安に陥れたと共にシリンダー交換という副産物で仕事をもたらした。
マンション1個に何百世帯も入居していれば、シリンダーの交換で1件1万円であれば何百万の売り上げが上がる。
それを見込んで鍵屋だけでなく、住宅管理会社や警備会社まで前のめりになった。
ドライバー1本で済む仕事なだけに、ある意味誰でもできる単純作業。
バブルがはじけた不動産産業にもちょっとした息抜きとなってたようだ。
弊社もいくつか受注したが、他所が単価の安売り合戦をする中、あまり単価を下げなかったせいか恩恵はなかった。
しかし、番組も永遠と恐怖を流すわけにはいかないし、犯人の主犯格が逮捕され話題が途切れると問い合わせは減った。
その恩恵を見込んで大量にシリンダー在庫のある会社の倒産が伝えられるようになった。
どうも仕掛けだったという説が嘘か誠か囁かれた。
それっぽい手口は散見したが、マスコミで言うほどでもなかったと思う。
それから月日は流れたが先日鍵屋の仕事をしたいという問い合わせがあった。
ただ今からゼロスタートではちょっと遅いような年齢だったのでお断りしたが、きっかけはテレビだったらしい。
手先でちょこちょこっとやって鍵を開けてしまうシーンでも見たのか、技術を教わりたいと言ってきた。
給料目的でも無いと言うので、想像するに失礼ながら年齢的にボケ防止か!と思ってしまう。
鍵穴に何か突っ込んでちょこちょこっと開いてしまう時もあるが、そんな作業ばかりなら苦労はない。
自動車で現場に向かって外気との気温差は身体をおかしくするほどだ。
なるべく短時間で作業することを求められ・・・それだけでもハードルは高いと思う。
さて、先日金庫を開けるシーンはないかという問合せが某テレビ関係からあった。
あれば連絡欲しいと言うが、その後何個の金庫を開けたことか。
先週はブログに書けないというか口外できない金庫の現場もあった。
秘密裡に行った公的な捜索なので口外できない。。。つまり番組で報じるのは良くても一場面。
そこに編集が加わればフェイクとなることもある。
ドキュメントで生きる現場とファンタジーを追う立場とが共存する社会に事実を見抜くことは必要だ。
鍵屋はファンタジーではない。



