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ロックスミスブログ

2016.05.19

Turbodecoder修理奮闘

HU101R用の私のTurbodecoderが二回目のEMSでの送付だったが、先日受取人拒絶と表示され昨日東京税関に戻って来た。

毎度解せないブルガリア税関。
ずっと通関中であったにも関わらず配達局に行った跡も無く受け取り拒否・・・なんのこった???

言わんとすることは想像できる。
配達先に税関が電話をして、関税が掛かると言うなら修理代金に上乗せして先方は私に請求すれば良いのだろうが、恐らく違うことを要求してるのだろう。
そんなことは市民は知ってるから拒絶してると想像できる。
言うなれば袖の下だ。
できればそれもまとめてこっちに振って欲しいのだが・・・結局これで3ヶ月も時間を浪費している。

3回目はどうするか?EMSを信用できるか?
一応郵便局側に事態は話したが回答は無い。
揺するつもりはないが、何故届かないのかくらいは究明してほしい。

また職員倫理も日本lと同じじゃないことに、やはりささやかながら敵対心が芽生え、是が非でも手段を変えて通したくなる。

ただ遊んでばかりもいられない。
先方には常時状況連絡をしてたがこの件に関してはコメントを避けている。
直接ブルガリアに乗り込む決意をほぼ固めた。
念押しするメールを送ったら即答してきた。
新しいHU64用のTurbodecoderは送る、修理も新しい物を送る(と読めた)だからブルガリアに来る必要は無い。

なんとも寂しい限りだが、コスト的には一番安上がり。
どうなるか・・・少し旅して遊びたい気分なんだが。

2016.05.14

三菱 グランディス キー製作 (長泉町)

当初ロードサービスで開錠作業のみで入電したのだが、鍵を紛失して無いのだ。
ただこれから鍵屋に連絡を選定するらしいが、その鍵屋からシリンダー番号が分かればカットできるとごく当たり前のことを言われたそうだ。その番号が分からず右往左往してるのに。
言わなきゃ良かったが、一応質問されたので通常三菱のカギ番号はドアシリンダーに刻印されてることを教えた。
「そちらでも作れますか?」
と言われたので、やはり肯定するしかなかった。
当然依頼されたのだが・・・久々に面倒くさい車に当たった。

内装を外すまでは順調だったが、ドアハンドルを留めてる奥側のボルトに指が届かない。
通常ラチェットが届くことが多いのに、この車はドアのロッドが邪魔してボルトに届かない。
メガネレンチで真下からという少し変わった角度で、ちょっとずつ回して緩め、あとは指先で回して外しました。
落としてしまいそうで、綱渡りのような感じでしたが、なんとか・・・落としたら探すのが大変そうだったし。

ここまで来ればシリンダーを外すのは訳なく、キーナンバーもしっかり刻印されてました。

コードブックのミスプリントもなく、キーのカットは簡単に済みます。
でもサンプルキーの櫛が折れてたのを忘れてましたが、難なく完成。

外していくときは構造が分からないので時として時間が掛かるのですが、大体が組み立ては早いことが多いのです。
でも、例のボルト、どうやって閉めようか・・・落とさないようにしながら、苦労してなんとかはめ込みましたが、こちらは外す方が簡単だったかも。

1時間少々時間が掛かってしまったが、イグニッションも問題なく回りました。
さあ、エンジンも・・・と思いましたが不動期間が長かったせいなのか、エンジン掛からない。一応バッテリーは生きてるみたいだけど・・・まさかイモビ車じゃないような。
インジケーターは見当たらなかったけど・・・。

2016.05.14

ミワ U9 破錠 (裾野市)

裁判所の強制執行の断行作業。
今回でシリンダーも交換して債権者に引き渡しとなるのだ。
当然前段階で催告が行われたのだが、当然その時も開錠して内部調査を行った。

つまりこの対象物件は一度手段を問わず現状で開錠をしているのだ。

・・・というのも、煙だし窓のロックが壊れていて、そこから窓のクレセント錠を外せる状態だったのだが、窓には格子が付けられていて、窓を開けて入るのは少しやり難いのと、周りの壁に触れると汚れがひどかったので、今回は破錠をすることにした。

どうせ錠前は換えるのだし。

専用のホルソーの治具を使った、予定では物の1~2分で作業は終わるはずであった。
ところが・・・ミワシリンダーの破錠を最近全くしてなくて、ホルソーが使いっぱなしで状態が良くなかったのだ。
削っていく面が広がってしまう割に食い込んでいかない・・・力目一杯に押さえつければインバーターのブレーカーが落ちてしまう。
初夏の陽気で汗が止まらない・・・何よりすぐに引き渡しになると思い込んでた代理人弁護士は次に法廷での裁判の予定が入っているというのだ。
進まぬ作業に、私も手順を変えて前回のように窓から侵入した。

錠はRA,シリンダーを外すには本体をまず外さなくてはならないのだが、シリンダーの切削面が広がって穴を通らずかなり難儀し、破錠作業をしたのを後悔した。
一体何のために破錠したのか・・・。前回と同じようにやれば、汗もかかずに終わったのに。

錠本体を外すためにプレートがかなり歪んでしまって、思わぬ余計な手間が増えた。

我々は作業時間を短縮するために、いかに効率的に作業するかと苦心してるのだが、あまりに簡単に終わってしまうと時に、あの程度の作業でこんなに値段がするの?と言われるデフレ型なのだ。ピッキングもウチではしないが、開錠状態でもすっとぼけてレーキングを1分くらう続けて、大変そうに振舞って見せるなんてこともあったそうだ。


そりゃ、どんなに難しいと言われてるシリンダーも秒殺してしまえば見てる誰もが簡単な構造と思い込んでしまう。
対して、簡単なヤツでも汗をかいて、なかなか開かなければ難しいように見えてしまう。

でも、高度な技術ほど、さも当たり前にやってのけることなんだが。。。

2016.05.08

日野レンジャー4tトラック インロック開錠(函南町)

GW中の朝7時、まだ寝てました・・・ところを起こされました。
現場がドラッグストア、日野の4tトラックのインロック。
商品入庫の配送トラックなのはすぐ理解できた。年式は2014年だったか15年だったか・・・新しい車両だ。。。まあリースなんでしょう。

何も考えずに向かった。しかし教えられた住所に車両は無い。あんなデカイ車両、探すまでもない。。。そしたら、どうも手配時のミスなのか近隣にもう一店舗あり、どうやらそちらの方だ。
このドタバタでテンションが下がったか?

まだ正直眠いながらもピッキング・・・おっと鍵穴が広い、トヨタのM382かな?はっきり言って舐めていた。
5分で作業を終えるつもりだったのだが・・・ピッキングで開かない。なぜか?・・・ワンクッションまで入るが先に進まない。
まあ、それならロッドを使って・・・と思いエアウッジでドア枠に隙間を作り治具を入れた。いつもならこれで終わるはずだったが・・・ロックボタンがやたらと重いのか、ドア枠の隙間位置が意地悪いのか、治具は力が掛からず、しなったうえにスッと逃げてしまう。

かくなるうえは・・・とロックボタンをヒモで持ち上げる治具も肝心のヒモがきちんと回せない。

そんな苦戦がしばらく続いた。
気が付けば時間も結構過ぎていた。運転手さんも次の配達先があるだろうが。。。申し訳ないが開けてやらずに逃げ出すのはもっと申し訳ない。
そういえばいつだったか、日野はJAFに断られたと言っていた運転手がいたことを思い出した。
その時は大型トラックだったが、ピッキングで5秒で開けられた。
そうなんだ。ロッドでやるとなかなか厳しい構造なのかもしれない。そのうえでシリンダーもM382に似てるが乗用車と少し違う物っぽい(情報取れてません)のが採用されて開けにくくされたら叶わない。

ほぼ手は尽くした感があったが、少し硬い素材で作ったシボレーアストロ用の窓開け治具を使ってみた(使い方は本筋と異なるが)。
なかなか、ロックボタンに届きにくい形であったが、なんとか届き少し力を加えて引き上げたら治具が逃げずにロックボタンが上がった!

逃げずに良かった。
時間は掛かったが、もし開かないと逃げ出し、再手配を頼んでたらやはりこれくらいの時間は浪費しただろう。
お断りも含めて全てが納得。
 

正直トラックは乗用車ほど真面目にフォローしてなかったかも。
部品が変わらないこちおもあるし、これまでも比較的乗用車より開けやすかった。特にピッキングでお手上げになったことはなかっただけに思わぬ油断であった。
ベンツより厄介だ。

また一つ勉強になった。

2016.05.02

アウディ A4 インロック開錠 (富士市)

確かアウディA4だったと思います。
一括りにアウディのインロックで入電するものでモデルまで聞きそびれました。
年式は2002年のHU66。
結論が見えてくる方も多いと思います。
でも私はワーゲンに比べてなぜかアウディは苦戦することが多いのです。
同じシリンダーなのにキー番号のせいだろうか?

国産でもトヨタの10カットでシエンタが結構開けにくい。
対してポルテは楽勝なことが多い。
そんな感じで同じ部品でもロットの違いでもあるんだろうか?

さて、舐めてかかるとコケるのが私のオチ。
でも今回は、初めてLISHIのワーゲンピックを使う。
旧式の物だが安く売ってたので買った。
LISHIはメルセデス用を買った当初は全く開かず、少し抜き気味にテンションをやるとその後は楽勝になった。
それまで・・・10年近く眠らせてたほど信用してなかったが、今回は・・・。

やっぱダメ?!

なんか調子が出ず、さっさと諦めL型ピックでやったら、割と早いレベルで開錠できた。
しかも、右ハンドルだが右回しで回せたのでショットドライバーを使うこともなく、気持ち良い集中ドアロックの音を聞かせてもらった。
やっぱピッキングでの開錠は気持ち良いね。

2016.05.02

Turbodecoder諸経費を削減

以前Turbodecoderを見積もった方には朗報です。
Turbodecoderの諸経費が諸々削減でき、より買いやすくなりそうです。

今までは、いわゆるセオリー通りに円をユーロに両替し、それを海外送金してました。
現地で買ってきたもので、現地からの船代が掛かるかと思えば、日本渡しでの価格を提示。
更に、クレジットカードを利用できるようになったようで、カード払いをすればレートはかなりタイムリーになります。
例、以前の銀行両替で現時点での1ユーロ売りが125円だったとしたら、銀行両替では3~4円上乗せさせられ、しかも100ユーロ単位でした。
そして、海外送金が大体1万円前後かかるので、これだけで15,000円。
更に送料、FEDEXやDHLだと20,000円近く掛かります。
そして、厄介なのが現地ではVAT(付加価値税)が掛かってます。
ただこれが何者か私も分からず。
以前購入した時はインボイス作成を頼んだのですが忙しさでペーパーはすっとぼけられてしまいました。
相手側の意図かは分かりませんが、空港で免税手続きをする目算が見事に打ち砕けました。
仮に免税手続きをすれば20%を免除されるそうですが、・・・とりあえず現地渡しの価格を提示してきてます。
その代り、日本に入国時に輸入消費税が掛かります。

恐らくHPなどで検索されてる方もいるようです(日本語での書き込みがあったけど・・・)。
ちなみに日本語はセップクとハラキリとコ(ン)ニチワしか知らないと思います。それでも6か国語は話せると言ってました。

ご自分で求められる方はとりあえず英語も使えますので、ただ時々単語を間違って書いてきます。
御心配な方は弊社までご連絡を。

で、弊社にもフェイスブックを通じてTurbodecoderのHU100R用のPRが入ってきました。
値段は知りませんが・・・でも、あれをポンと受け取って開けられるのだろうか?ちょっと疑問です。
HU92でしたらビデオを見ながら操作は理解できますがHU100Rは・・・私もビデオでは要点をずらして作ってます。
とりあえず私なみの洞察力だと理解できないと思いますが、鋭い方なら大丈夫かと。
もし弊社でご購入いただければ、操作方法はレクチャーいたします。また他社購入の方は有償でマニュアルなどはお分けできます。

あとこれは注意ですが、Turbodecoderは故障します。
私のHU100Rも爪が折れてしまい、3月からUPしてますが、一度日本に戻りながらもまたブルガリアに送り、税関で止められてます。
この辺は課題ですね。既に2週間なので、正攻法では通関しないのかもしれません。
再度戻ってきたら(多分戻ってくるでしょう)、やっぱりコンタクト取って持っていかなくちゃダメかな?
あとメルセデスのHU64用も販売可なようです。
私もまだ手にしてませんので、それを兼ねて行くべきか、それともカードで買ってしまうべきか迷ってます。

2016.04.27

鍵屋泣かせのハウスメーカー (沼津市)

最近の錠前は必ずしも錠前メーカーから取り寄せられなくなってきている。
少し前だが昨年の冬にミサワホームで作った住宅の強制執行による明け渡しがあったのだ。
まだ築年数も浅く、当然シリンダーはピッキング対策されたもの。窓などもガラスの厚い防犯・耐熱ガラスで窓からの開錠も難しい。
既に競売にて落札されての受け渡しながら、鍵が無い・・・だから私が呼ばれたのだが、手の出しようがなかった。

玄関はどこのシリンダーだろうか見たことが無い。
勝手口もディンプルキーであるが、それ以上の情報が取れない。
ハウスメーカーはミサワホームとだけ分かったので、仕方がなくそちらにSOS。

なんと、購入客の情報として使用した部品までデータがある。当然鍵についても。
ただし、購入した居住者でないと部品は出ないため、状況を話して販売店と別途契約が必要・・・となかなか面倒くさい。

更にシリンダーについても、破錠した勝手口だけ出ないらしく、一式で交換部品として供給される。
というのも玄関と勝手口が共通キーで更に2ロック、必然的に1カ所シリンダーを変えようとすると4個セットとなってしまう。
どっちにしても、セットで必要であったのでそれは問題ないが・・・結構高い。

既存の錠前メーカーで何か対応できないものかと思ったが、取り付けが専用で、完全にOEMで生産させたものになっており、通常のルートでは入手できない。
しかも、従来のビス二本程度で取り付けられているわけでなく、なかなか面倒くさい作りであった。

他にもアルミサッシメーカーなどもOEMで従来のメーカーに専用シリンダーを作らせており、従来品で対応できるものもあるが、できないものもある。
その際はサッシメーカーの供給部品として購入しなくてはならず、また価格がオープンになってたりするので、お客さん自らも探すことができてしまうために、商売はやり難い。

住宅も難儀な時代に入ったようだ。

 

 

2016.04.25

新品 ミワH248シリンダー

在庫整理していたら、てっきりU9のTE22シリンダーと思っていた物がH248だった。

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もちろん未使用品だ。
新品と言えば間違いなく新品だが、製造終了して10年くらいたつんじゃないだろうか。
最後は問屋に在庫してるだけ仕入れた記憶がある。
静岡県内でH248を最後に仕入れた自負があったのだが、まさか使われずにいた在庫に混じっていたとは・・・。

ピッキングで開錠できるとはいえ、多少練習しないと開けられない。(確かに初期型は・・・)
合いカギは作りやすいし、内筒が共通なので、シリンダー錠であればシリンダー交換時に型番違いでも可能で使い勝手が良い。
紛失キーも作りやすい。
しかし、メーカーは製造を中止した。

 

ところが、ホテルや集合住宅などでこのミワH248の普及は高く、特に困ったことにマスターキーや逆マスターを組んである物件で追加シリンダーを頼みたいと依頼された時だ。既にメーカーは製造を断っており、マスターキーが入っていても全室U9に交換することになってしまう。
マンションなどは逆マスターだが、エントランスのみH248で各室はU9という暫定システムな物もあったが、ホテルなどのマスターが困った。
たった1個の故障で、追加で発注しても新規にH248シリンダーでは部品が取れないのだ。
結局、マスターキーで使える部屋と各室のキーが違うという事態に。

実際、私も指名参加に入札した米軍基地の宿舎もこのあおりを受けた。
時の総理の気まぐれ発言の海兵隊の沖縄基地の移転問題で、グアム移転論を言ったものの実際現場は混乱し、とりあえず全面撤退前に一旦各キャンプに滞在させようとした跡が伺える。普段は兵隊の駐屯が無いキャンプ富士では宿舎のマスターキーが無いという始末。
そのマスターキーのみの作成を言われたが残念ながらメーカーは既に終了品扱い。
結局3棟の入口と各部屋の錠前を交換することになり、部品のみ受注した。
その数や・・・零細企業で資金負担を受けるにはちょっと辛かったかな。

さて平成も28年の現在、このH248はかなり希少品ではないだろうか?何せ手に入らない物だ。
なんぼメーカーに特注扱いで発注しても生産終了品。
それでも、時々H248を求めるお客さんはまだいる。

役所などで鍵は変わっても、システムは変えたくないとか、あくまでH248でも紛失したらコピーキーではなく純正キーに拘るケースも。

同業者の方、必要な方は目下ヤフーオークションに出品してますが、見つけられない時はなるべく早めにご連絡ください。まだ入札者いないので。
 

2016.04.14

Turbodecoder 帰宅せずそのままUターン

修理に出し、ブルガリア税関に理由不明で止められてたTurbodecoderがとりあえず日本まで帰ってきた。
飛行機の都合らしいが東京税関に入った。

ただ、現状は何も変わってない、解決などしていない。

次の手を打たねばならない。
ジャケット製作の際に使ったFEDEX・・・オンラインの見積もりで送るだけで約2万円!
ならば別業者のDHL・・・似たようなものだ。
確かヤマト運輸も国際便受け付けてたっけ・・・で問い合わせた。

とにかく修理も含めて実績を作りたいところ。

ヤマト運輸で色々良い情報をいただいた。
「輸出入に関わる減免税措置」・・・輸入品を加工目的などで一定期間に輸出すれば税金が減免される措置があるというのだ。
今回、税関で止められたのが関税面だと思いこみ過ぎかもしれないが、一里ある話だった。
特に今回、伝票に修理品という一文は書かなかった。
ただその措置が取れるのが郵便局しかなくEMSで送ったらどうかと言われたのだが、そのEMSで困ってるんだけど。

ただこの減免措置のソースは良く分からない。
早速東京税関に問い合わせたがイマイチ状況を把握できなかった。
そして中部税関ではもっと強い口調でそんな物は無いと否定された。

なんだかな。

要は修理品を送れないってことかい?

ただ、修理品を明示して送り返すことで地元の郵便局とは合意した。
その後、税関から郵便局に戻されたTurbodecoderは我が家に配達されることなく、伝票を貼り換えられてまたヨーロッパへと旅立って行きました。
今度こそ通関され配達してほしいなあ。

2016.04.14

金庫ダイヤル番号変更 

3月に役所仕事で入札参加の指名があり、見積書を提出してあった。
まさに役所仕事は比喩ではなく役所の仕事、役所の外郭団体で使ている業務用金庫のダイヤル番号変更。
人事異動の季節である4月にこれまでも時々他からだが依頼されたことがあった。
金融機関などでは、恐らく自前でやちゃうのかな?
ただ時々しかやらない組織だとやり方が分からなかったりするんでしょう。

有名な組織なので名称は個人情報で秘密、その本所と支所の二か所。
本所はダイヤル錠が二個ついて、しかも1億変換だった。
このダイヤル錠が二個ついたタイプは開業間もない頃に某病院で遭遇して依頼二度目。
その時はダイヤル番号不明での開錠依頼だったが、当時は開錠する技量も持ち合わせず教わった通りに壊すことにしたのだが、適当にダイヤルをいじったら開いてしまったというオチ。
壊しても埒開かなかったかもしれない。。。一億変換だったんだ・・・と今更関心。
今回は開錠状態なので気分は楽だが、あまりいじらない一億変換だが、構造は同じ。単に番号が1個付け加わるのと、右4回ー左3回ー右2回ー左1回の回し方が左5回ー右4回ー左3回ー右2回ー左1回となるので、クセでダイヤルを回してしまって、あれ?ということが何回か。

作業は番号変換なので裏蓋を外してダイヤルを任意の位置にして組み立てるだけ。
その際に裏蓋を止めてるビスをきちんと締めないと、緩んでしまうと開かなくなることもある。
生保と郵便局でそんな事案があったかも。
ダイヤル変更後にビスを締め付けるのを怠ったのか、ビスの緩みで裏蓋が外れかけて、表側のダイヤルで番号を合わせても開かなくなってしまったのだ。
壊すと言ってもゴツイ業務用金庫だし、壊し方によってはリロッキングが作動してしまう。
ちなみにウチはAVでおなじみのバイブを使って破壊なしで開くことができたからラッキーだ。

さて、続いては支所の方へ。
時間も余裕があるので、気になってたラーメン屋で昼食。
その店がたまたま新装開店で混雑していて余ってた時間を上手い具合に潰せた。
食事で並ぶなんて・・・と普段なら言うところ、今日は急ぐ必要もないし、食べてみたかったので延々と待ち、ラーメンと餃子に1時間も待ってしまった。
まあ、味はそこそこいけるね。

続く支所はよくあるダイヤル1個の1000万変換。
出だしが曲者だったので特に所感なし、淡々と作業をした。。。が、こういう時はミスを冒すのでご注意。
 



 

2016.04.05

間もなく帰ってきます(Turbodecoder)

修理にだそうとしたTurbodecoderがブルガリア税関で止められてるのは先日書いた通りです。
さすがに手も足も出ず・・・というのは嫌いな性格。
中部国際郵便局が折衝の窓口なのだが、そこから連絡先電話番号と住所の書いたメモをもらった。
受取人にも一応ヘルプを頼み、言われたとおりに税関に電話するようにメールしたものの返事もないし、現状確認のウェブサイトも変化がない。
直接直談判するしかねえべ!
時差8時間、午後五時に電話・・・とその前に、KDDIに国際電話の登録をして開通したのが15分後だったかな。

現地は朝一番の出社間もない時間だろうか?
いや役所なんだから、24時間体制か?・・・とか色々つながるまで余計な想像をしていた。
日本的にはなかなか出ないなあ・・・だが、5回くらいの呼び出しなので向こう的にはまあ早い方だろうか。

とりあえず世界共通語の英語で話しかけたみたが、いやらしい性格は英語か日本語ができるかと言う質問。
まあ日本語ができると名乗り出る人がいるとは思ってもいないが、この辺は中国的に図々しくならないと。
しかーし、返って来た言葉は意味不明。
私の英語の発音が下手なように、相手も下手?・・・いや英語じゃない。
何だ?・・・と思ってたら切られた。

呆気に取られてしまったが、埒開かないじゃんと開き直り再度電話を。
今度は少し呼び出し音が長くなったが、別の人が出た・・・しかし事態は何も変わらず。
英語か日本語のできるスタッフはいないか?EMSについて聞きたいのだが。
そう言ったら、英語らしきlaterとbyeという言葉が聞き取れたが次の瞬間また切られた。

まあ、少し時間を置こうかそうすれば英語が理解できる人が来るかもしれないし。仮にもブルガリア税関だしな。

自分も食事を済ませた午後8時・・・出ない×3~4回。

まったく長い昼休みだなあ。。。と日本流の働き方を押し付けてみた。
そしてようやくつながった。
どうも電話口は1回目より多少長くつながっていたが、やはり切られた。
こうなってくると、かなり感情的ですぐまた掛け直した。。。のだが・・・今度は電話口で相手は無言のまま。
つまり英語は通じないってこと?

まあ、ブルガリアに行った時は空港についてから出発までずっと現地で付き添いがいたので英語と言う言葉以外に不自由はなかったが、考えてみたら工場で従業員と歯一言も話してなかった。ただ話す必要もなかったので笑顔でニヤニヤでコミュニケーションが取れた。
他にも付き添ってくれた人のパートナーや奥さんに会ったが、あいさつ程度の会話しかしてない。
ただタクシーなどで英語が通じないとネットで書かれてたのを思い出した。
タイでもタクシーは英語通じない人が殆どだったなあ。むしろカンボジアの方が通じる。。。まあ空港に乗り入れてるタクシーだったし。
でも税関ですよ!役所ですよ!そんなのありか!!??

ただ、凹んでいても始まらない、郵便局に連絡して、中部税関経由で良いのでメッセージ出してくれとたのんだ。
通関させないのなら返せ!
もっとも、郵便局がわも税関に入ってしまうと管轄外らしい・・・って当然か。

ところで、中部国際郵便局はどうやってコミュニケーションを取ったのだろう?
まずメールは調べれば分かるがウェブサイトでは税関の案内さえ出てこない。
電話番号を知ってるくらいだから国際電話?って英語はこのザマだし、ブルガリア語かロシア語?そもそも英語が正解共通語なんて信じてるのは日本くらいだろう。
チェコで泊まったホテルの朝食券はまずチェコ語、そしてドイツ語ロシア語と続き4番目に英語で書かれている。
街でも英語で道など尋ねて答えてくれなくはないが、カルロビバリのホテルでfはかなりスタッフは英語の表現に苦労していた。

そして4月2日に追跡をチェックしたら「差出人に返還」と項目が追加された。
一定期間が経過すれば戻される話はあったが、それがいつなのかが分からないのでメッセージを託したが、どちらの効果なのだろうか?
郵便局からにしてはタイミングが早いような・・・ということは一定期間は20日程度?

これで返ってくる・・・とは言っても何も修理されてないのだ。
今度は航空貨物で送る様かな?
しかし、今日4月5日だが、表記になにもその後の変化がない。
送る時は3日程度で現地の税関についたのに・・・。

2016.04.05

メルセデスベンツ A190 インロック開錠 (伊豆の国市)

セダンのベンツはよく来るがAクラスとは珍しい(この近所で)。
聞けば世田谷ナンバー・・・なるほど。

ただトランクインロックのようだ。
Aクラスってラゲッジルームと客室が仕切られてるんだったっけ?
ドアのみならなんとか開くだろうが、トランクが仮に仕切らていたらお手上げだ。
セダンならこの時点でドア開錠のみに限定させてもらうところだが、ミニバンスタイルだしドアさえ開ければ・・・という不確実な望みと共に出動。

ただ、先日Sクラスでテンションを歪ませてしまってきちんと矯正してなかったので、使ってる開錠治具が使えるかが不安。
まあ、最悪はロッドで開錠だな(そっちの方がピックより早いし、確実)

過去にAクラスも何台か開けてるが、いずれもドアを開ければ鍵を取りだせていたと記憶してるがA230だったかな?いやAクラスじゃなくもっと車体が大きなミニバンだったか?


事なきを得るとどうもデータを取らずに忘れてしまうのが私の悪い所。
失敗でもすれば孫の代まで記憶してるほど執着するのだが・・・。

ただね、これは反則だよ。
現場の実車は納車したばかりのような洗車傷さえないような艶が夜明かりに輝いていた。
どうりで入電時にディーラーが音頭取るわけだ。買ったばかりではね。。。

夜だし手っ取り早くロッドで開けて、さあさと済ましてしまおうと思ったが、まずその開け方を封印。
歪んだテンションの治具を鍵穴に入れてみた。
多少引っ掛かるかと思ったが、スムーズに入った。
そしてピックで押し込んでいく、最初はタンブラーの押し込みが感じられなかったが、この治具はスタートが合わないので、少しずらしながら作業を続けた。
5分としないだろう、開錠方向にシリンダーは回ってドア開錠は完了。

さあ、お客さんが「ドアさえ開けば大丈夫!」と言っていたが、この車はトランクにシリンダーが無く言葉通りになることを望むだけ。
ただシリンダーが回っても集中ドアロックの音はしなかったので・・・・案の定トランクのノブも作動しなかったし、室内のオープナーも作動しない。

やはり

しかし、Aクラスはリアシートの背もたれが倒れ、トランクスルーの機構になっている。
こういう車大好き。
キーは楽々取り出せた。
トランクにシリンダーが無いのでターボデコーダーがあっても無くても一緒だが、やはり早くのラインナップを期待したい。

2016.03.30

Turbodecoder Eシリーズ Youtubeアップ

紹介用に作ったTurbodecoderのYoutubeビデオで使った同じシリンダーです。
感覚忘れないように練習してたら、滅茶苦茶早く開錠になるのでビデオにしてみました。
もちろん毎回ではないのですが、諸条件が揃えば短時間での作業が可能ということです。
結構引き合いをいただくのですが、やはりネックは金額。
開錠道具と見れば近年の損保会社の料金が定着して、決して元を取るまで安い物ではありません。
ただ、作業中に他の依頼が重なれば大きな損失になるし、何より次の予定さえ立たないこともあり信用の失墜にもなりかねません。
私もそんな中での迷いでしたが、導入したわけです。

それにただの工具というより、鍵作成時のデコーダと思えば、納得もできます。
弊社はあくまで開錠工具の位置づけで使ってますが。
鍵作成を今後受けるか・・・は受注量を考えると難しいけど可能性はゼロではない。
結構中華製プログラマーなんかも出てるようだし・・・。

アクション4回、ピッキングでBMW開錠に手こずることがあったので嬉しい時間短縮です。
ただ不思議なことにこの後ピッキングで開錠したら数分と掛からなかったです。。。シリンダーが開けやすくなった?

https://www.youtube.com/watch?v=3DTjjdPHkXo

2016.03.25

メルセデスベンツ S320 インロック開錠 (函南町)

メルセデスベンツのトランクインロックだ。

ベンツの場合、BMWと違って集中ドアロックもあまりついてないし、トランクスルーもついてないとなるとトランクインロックをされると手が出ない。
中には直接下向きのトランクシリンダーをピッキングしたり、開錠したドアシリンダーを覗いて鍵を作ってトランクを開けたりする業者もいるが、弊社はそこまでできない。
かつては、なんとかアナログチックに開けられないかと、リアのシートを外して、わずかなフレームにある穴から鍵を取り出そうとしたり、エアで操作しようとしたり試みたが、確率が低いので今では挑戦もしない。

ここ最近、LISHIの工具を使っての開錠が連続して上手くいってるのでベンツと言えども気を良くして行った。
お客さん自身もよくあるドアさえ開けばトランクはオープナーで開くという勘違いに陥っていたのだが。

案の定、ドアはLISHIを使って開いたが、トランクオープナーは作動せず。
電話で私が案内した通りとなったが、陽も長くなったし直接ピッキングに挑戦してみよう!・・・と思ったがやっぱり駄目だ。
LISHIの工具が入れば目があるかなと思ったが、情けないことにテンションを押したら曲がってしまった。

ここで断念。

Turbodecoderがあれば・・・そう思わざるを得ない。
 

いつ製品化される?

既にプロトタイプはできてるようだが、ラインナップには返事が無い。

さてそのお客さんは、まずは購入した自動車屋さんが自宅から鍵を取ってきてくれることになり、まずは前向き解決した。
ドア開錠はスムーズでも、事態解決ができなかったことに、やはり悔しさが残った。

2016.03.25

BMW Z4 トランクインロック Turbodecoder開錠 (沼津市)

これはまさにTurbodecoderの出番以外の何物でもない。
まさにこんな作業を待っていた。

Turbodecoderは単にドアシリンダーを開錠するだけでない。
デコーダーの名前が付くように、作業によって鍵の段差が読めてしまう。
それを活用し、鍵を作ることもできるし、デコーダーを用いて他のシリンダーを開錠することもできる。

さて、今回は夜も更けた時刻、しかも軽く雨が降った後、久々に冷え込んだ冬型の気温・・・そんな外出したくない条件を見事に揃えてくれた神様には感謝。
悪い条件は克服してこそ強くなるってもんだ!

自動車の販売店からの依頼で車はBMW Z4!

正直なところ、何回か開けたことはあるし、2回は失敗だったかな?
BMWのオープンカーで、ドアを開けるとトランクオープナーは付いている。オープンカーという性質上、ドアキーによって全てが集中ドアロックで管理されてるのではなく、トランクは鍵が無い状態ではセキュリティ状態で独立してる構造だ。
つまり、トランクにインロックした場合はトランクを直にピッキングして開錠する以外に方法は無い。
何度か、お客さんがドアを開ければ大丈夫と言って、ドア開錠をしたことがあるが、トランクはオープナーでは作動しないのだ。

Eシリーズ用のTurbodecoderを使って、まずはドア開錠。
一発とはいかなかったが、3~4回リセットをして開錠。。。実は昨日手持ちのシリンダーでやってたら、4回程度のアクションで何度か開くようになった。一応動画に撮ったので追々と。
さてドアシリンダーで段差が出たので、トランクシリンダーへ。
少し入りにくいので、注意が必要だが・・・その前にテスターキーで確認を怠ってしまった・・・・正確な方向へTurbodecoderを入れて回せばトランク開錠。

車屋さんなのでBMWのロックボタンが奥に入り込むタイプでロッドでは開かないことは理解してるし、ピッキングという言葉も知っている。
ただこのTurbodecoderを用いた開錠は初めて見た様子(当たり前だが)。
機械のウンチクを少し並べて、新技術の導入に付加価値値段を理解していただけた。
これまでのピッキングというポピュラーな物と差別化する政略的なうえでも、結構有効ではないだろうかと感じた。
そもそも自分を安売りするような人は、付加価値など追い求めないだろう。
差別化していく意味でも、確証ができた有意義な作業ではなかっただろうか。

 

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