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2023.08.08
強制執行 アパート開錠(富士市)
これじゃ開かないよなあ。
よく他の鍵屋のウェブサイトを見ると「どんな鍵でも開けます(キッパリ)」とか書いてある。
その画像はミワのPSシリンダーだったりするが本当だろうか?
U9シリーズのサイドバー構造も開けるとか書いてあるが本当だろうか?
まあU9も昔のタイプなら僕も何度か開錠できたことはあったが、最新ロットではまず無理じゃないだろうか?
基本的に開くはずの自動車のシリンダーでさえ、車両ごとに当たり外れはある。
5秒と掛からず開いたと思えば1時間やってもダメなこともある。
こと住宅に関しては仮に玄関シリンダーがダメでも勝手口があったり(こっちの方が割と開きやすい場合もある)、集合住宅ならサムターン開錠もやり方としてはある。
でもこうなっちゃうとかなり難易度が高い。.jpg)
折り畳み式のサムターンは既にリリースされてるがこの手は更に上を行く?
まずサムターン下側が少し長くなってる様に持ちあげる様にツマミを起こす必要がある。
このツマミは指を離すと弱いながらスプリングで元に戻ってしまう。
ドアスコープの付いてる扉であるが、ドアスコープの位置もサムターンの真上。
治具を真下に伸ばして仮に上手くツマミを起こしても、力を抜くと元に戻ってしまう。
更にそこまで上手くいったとしよう。
いざサムターン回しで力を掛けようとするなら、テコの原理で動かしやすいのがツマミの両端である。
上手くやってそこに力を掛けるとこのサムターンはロックされてしまう。
片方だけ力を与えると傾くまでもなく動かないのだ。
指先で動かすとしたら中心部分をつまみ均等に力が掛かる状態でないと回らない。
写真はデッドボルトが引っ込んだ状態でサムターンのツマミが横向きなので、施錠状態では縦向きとなっている。
僕はサムターン回しでは不可能と判断すべき構造だと思う。
今回の現場でも、実は外野でスコープがあるじゃないか、とかドアポストがあるとか大きなお世話なアドバイスがあった。僕としてはそのどちらも深い入りせずもっと楽に開く場所が無いか考えたのだ。
もし無ければ開錠不能と判断しただろう。
もちろん写真の通り、どこかで開けることができたのだが。
実は室内に入り(債務者不在)、玄関を開けようとして1秒ほどサムターンを回すのに躊躇した。
真正面に立ち指先で開けるのにこのザマだった。
ちなみにドアの外側に装着されてたのは電池式のテンキー錠であった。
エマージェンシーシリンダーは付いているがそこを回したことはまだない。
2023.07.30
マツダCX-60 インロック開錠
正直とうとう来た!という感じだ。
実際にはこのタイプの車両の開錠チャンスはあったがタイミング悪く出動できなかった。
マツダの鍵穴が見た目無くなり、非常にスマートになった。.jpg)
外車勢やトヨタは左側が外せるカバーになっているのでそれを外せば真正面にシリンダーが見える。
しかし外車ではポルシェやBMWなどがこのタイプでドアのアウターハンドルを手前に引くと鍵穴がその隙間に見えてくる。
しかし、残念ながら目下はこの状態でピッキング開錠はできない。
外車ではTurbodecoderもLISHIも使えない。
まずこの隙間がかなり狭く鍵穴を覗くことは不可能な上、道具も入らない。
こうなるとお手上げだ。
・・・と言ってしまえば炎天下の中で待ってたお客さんは気の毒なのでなんとか開錠した。
正直納得はできないが背に腹は変えられない。
答えは書けないが上手くやるしかない。
2023.07.29
競売物件現況調査での1枚
なんかドラマでも強制執行をテーマにした物が放映されてるらしい。
残念ながらまだ見たことは無いが、そこには鍵屋も登場するらしい。
こういう題材だと必ず現実との乖離で所詮ドラマだよと言ってるだろうな。
ただ情報弱者とまで言わないがテレビで放映されるとこれが現実と信じ込む人は少なからずいる。
その典型が開かずの何とかというテレビ番組でのコーナーだ。
実は弊社にも問い合わせがあり、伊豆方面で開いてない蔵や金庫などあれば連絡して欲しいという物。
どういうことだろうか?
弊社が作業に行くときに同行したいということか?それとも番組で良く使っている鍵開け屋を登場させて「また今回もお出でいただきました」とか言うナレーションで盛り上げようと言うのか?
どちたにせよこちとら見せ物作って遊んでる訳じゃない。
強制執行のドラマがどんなストーリーかは知らないが、今回は差し押さえられて競売物件となった家屋の現況調査でのワンショット。
流れとしてはこの作業で競売時の査定価格を出して売却され、建物は新しいオーナーになる。
今回は近隣住民からの情報で既に退居してる様子だという。
荷物を搬出していた姿を見かけたらしく、その後姿を見てないと言う。
実際家の中に殆ど家財道具は無くなっていた。
競売時は家財道具ごと無価値で競り売りに掛けられる。
買い手にはゴミが無くなった方が良いに決まってる。
建物全景を公開するわけにはいかないが、庭には自作っぽい固定式の鉄棒とブランコがあった。
恐らく子煩悩で家族を大事にしてたのかな?
ただ何かボタンの掛け違いで支払いが滞り、債権を元に競売に掛けられたのだろう。
ふと駐車スペースの足元に
打たれたコンクリートに手形。
3人の子供と想像するのに固くない。
そして一番上側は?
不動産鑑定士は犬?と言ったが犬にしてはデカいし縦長、もしかしたら生まれたばかりの子供がいたのかも。
そうなると6人家族だったのかもしれない?
次買う人にはちょっと気が重くなるオブジェかもしれない。
私も家を建て、駐車場の外構工事の時に子供の足跡を残そうかと一瞬思ったが、その時にそんな余裕もなく、気持ちの中で終わってしまった。
間違いなく3人?4人の子供がここに住み、何もなければ育つ家であった。
そして巣立って帰省した時にその手形を見て懐かしんでいたのだろう。
県外から移住の家族だったようだ。
夢果てた静岡県の田舎町、ちょっと切なくなった。
それにしても、ここ(郡部)は住宅団地とはいえ横のつながりの薄さに寂しさを覚えた。
隣の家のことを尋ねても殆ど動向が分からないなんて。
2023.07.24
フォルクスワーゲン ヴァナゴン インロック開錠
正直、この車両の名前を聞いてナンだ?ナンだ?状態であった。
また新型車か?
タイトルではフォルクスワーゲン ヴァナゴンとしたが入電時はゴルフヴァナゴンと言われた。
正確なのはどちらか分からないが分かりやすいようにゴルフの名称は入れなかった。
ネットで調べてみたらやはりあまりメジャーではないらしい。
製造が2002年とか言ってたかな?それ聞いて新型じゃなく安心した。
格好はこんな車だ。
それにしてもゴツイスタイル、今の流麗なワーゲンとは思えない。
なんとなく東欧で走ってそうな、ブルガリアと付き合いのある自分にとっては決して嫌いじゃない。
ネットによれば現行車があるらしく、右ハンドルの英国仕様があるようだ。
現場に行けば、これも珍しいのだと思うが右ハンドルであった。
写真は作業後である。
やはり気になるのが鍵穴。
年式的には既にHU66が登場してるが、この車両は細長の鍵穴。
ディスクタンブラーのシリンダーだ。
作業は定番の左ドアで回そうとしたがなんか上手くいかないので右ドアに移動しピッキング。
少し反応が分かりにくかったがなんとか集中ドアロックが作動する音がして開錠。
今弊社の作業車はハイエース・・・ではなくレジアスエースを使ってるが、ハイエースが生産終了を告げられ既に新車の受付を終えている。次期車両はワーゲンなんか御洒落だなと思うこの頃。
でも故障と付き合わなくちゃいけないか。
ヴァナゴンって怪獣みたいな名称だけどVANとWAGONの単語でも合わせたかのかな?
2023.07.19
YKK引違錠、戸先鎌錠交換 (函南町)
今回も強制執行での引き渡し時のシリンダー交換。
シリンダーこそミワロックのディンプルキーであるが、これがまたサッシメーカーでいつもの問屋で入手できない。
YKKの特約店や代理店、またはオンラインで発注するしかない。
ちなみにオンラインでは定価販売で業者もユーザーも値段は同じ。
そこで買うとなると作業代や部品管理費などをアドオンしなくてはならず、かなり値段は跳ねあがる。
3万円の部品を3万円で売るほど奇特じゃないし、そこは商売じゃない。
当然部品なら部品管理費が掛かるし、取り付けなら別途取り付け費となる。
部品代そのものは誰でもオンラインで見られるのだから。
今回はドアの内側にシールを発見でき、一旦YKKのオンライン相談で型番などを特定してもらい、YKKの特約店を探して発注した。
現場に近い町内が良いだろうと電話したら気持ち良く受けてくれた。
お互い新しい商売をできるように発展できればまさにWINWINだろうが。
届いたものはシリンダーとは思えない大きな段ボール箱。
引違錠と戸先鎌錠のセット品、しかもシリンダーだけとはいかず錠前一式となった。
ちなみにシリンダーは+ビスではなく特殊ビスで留められて、専用ドライバーのビットが無いと外せない。
交換後の廃品で分解してみたが、回せなかった。つまりはシリンダーを入手しておいてもそれだけ抜いて交換ができないのだ。
シリンダーはミワのPSだろう。
それにしても扉がメチャ重い。
交換しやすいように扉をレールから外したが本当に重たかった。
逆にレールに乗った時は重厚感あって滑らか。
変な関心をしてしまった。
従来品より割高だが、なかなかエンドユーザーでもなければ納得できないだろうなあ。
でも仕入れもしれなりなので・・・。



