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2022.07.15
メルセデスベンツCLA、BMW 320iインロック開錠(沼津市)
久々に外車二連続。
コロナ以後・・・いやまだ継続中ですが・・・やってきたのがプーチン戦争で燃料高騰。
そのせいか燃費の悪い外車が乗り控えられてた感じでした。
そこに来て、ベンツとBMWという外車の代名詞のような車両のインロック。
Turbodecoderも久々の活躍のはずでした。
ベンツのHU64は普段LISHIの工具を使ってますが、かなり以前トランクオープンする際に、テンションを曲げてしまい、無理無理使ってましたが先日修理したところちょっとした間隔が狂ってしまったようです。
新しい2in1もあるのですが、旧来の方が開錠確率(ほぼ100%)が高いので好んで使ってました。
2in1も先日現場初デビューし、辛くも開けたのですが今回は新車ということもあり、鍵穴はホリゾンタルタイプで開けずらく新旧交代したものの、上手くできず。もちろん、この壊れたLISHIでのホリゾンタルも実績はあるのですが、無理せずTurbodecoderに頼った所、やっちまいました。
破損を気にしてそんなにテンションを掛けたつもりはなかったけど、3度目くらいで抜こうとしたら引っかかったと思ったら案の定ブレードが折れて鍵穴に止まってしまいました。
鍵抜きで四苦八苦するより答えは明確で、シリンダー交換。
まずはドアを開けて後部座席の鍵を取れるように。
これで日常的に使えますがエマージェンシーキーは使えないので後日ディーラーで部品交換してもらうことに。
お客さん的には出先だったので乗れるようになったのでまずは良かったようです。
夕方ヤナセから電話があり、入庫の段取り。。。自分がしたこととはいえ凹みます。
その夕方にBMW320iのゴルフ場でのインロック。
そもそもゴルフ場に人が訪れるようになれば、また賑わいも戻るのでしょうね。
ここでもTurbodecoderの登場。
しかも10年選手のエボリューションモデル。
まだ活躍してますが、ピンの軽さを感じるので新品のアドバンスモデルもスペアで持って行きました。
HU92はもう古い型の部品とはいえ、個体差があり何度か泣かされましたので緊張します。
今回も3回くらいリセットして開錠。
結果が得られたのは良かったけど、やはり先に作業したベンツは凹むなあ。
2022.07.05
レクサスLS インロック開錠 (箱根町)
レクサスLS(400?)のインロック。
先ほど公開したポルシェと比べるとこの辺が散歩気分なほど記事性は低いかもしれないが、それでも日本を代表するレクサスの鍵開けだ。
こちらも一見すると鍵穴が無い!
でもハンドルと一体になっておらず、しかも下側には何やらの穴。
まるで試験問題に回答が書いてある気分だ。
本来はこの下側の穴にメカニカルキーを差し込むとカバーが外れるのだがインロックとなると同型のブランクキーなどで代用を果たすしかないが今回は指先で外れた。
登場時は色々思うこともあったが今となっては模範的な構造と言いたくなる。
作業する可能性があることを前提にした作りと言いたいほどだ。
鍵はいわゆるレクサスキーとも言われるが本家のトヨタ車でも使われてる。
非常に素直で抵抗しないシリンダーとでも言おうか。従来の内溝キーと言われたTOY48がクソに思えてしまう。
更に登場時は恐れられたTOY40については出来損ないと言いたくもなる。
でも縁が無くてこのキーを合鍵含めて作ったことはない。
この手のデザインが古めかしくなってしまった昨今、仕事もやり難くなったものだと痛感。
2022.07.05
ポルシェ マカン インロック開錠(伊東市)
実は作業後の写真。
なかなか作業前や作業中の撮影ができない。
というのもエンジンが稼働中でガソリンがかなり空になってるというので、開錠とガソリン給油の依頼だったのだが、昨今の諸事情でガソリン給油がなかなかできないのだ。
ガソリンスタンドの店によっては専用の携行缶であっても消防法で販売を拒絶する店が多い。
もちろん農機具類などへの給油は時に混合なども作らなきゃならないので販売してくれる店舗もあるだろうが、少なくとも弊社周辺は系列店であるせいか、携行缶への給油販売は禁止されてる。昔は競技用のオートバイに給油したりもしたが今は自走しない車両への給油もNGなようだ。
それなら売ってくれる店を探して来い!・・・しかし、それはこちらの仕事じゃない・・・と思ってる。
それでも本職のみの依頼。
しかし本職と言えるのか?最近のドイツ車は鍵穴が無い。
いやあるのだが見た目には無い。
このポルシェもよくあるドアハンドルの一部がカバーになっていて、それを外せば鍵穴が鎮座する物ではなく、ハンドルが一体になってる。
BMWのX3などもそうなってるが、こちらは従来の鍵穴の位置にメクラ蓋があり、それを外すと鍵穴があるのだが、奥まっていて作業は簡単ではない。
メルセデス、ワーゲンやアウディはカバーはされてるが、外せば真正面に向いて鍵穴がありなかなか親切な構造なのだ。
結局最後まで鍵穴の位置が分からず・・・と言うかエンジン掛かった状態だしガソリン給油の依頼があるくらいなので急ぎで開けた。
インロックしたキーホルダーにはエマージェンシーキーが付属してるがお客さんもどこに鍵穴があるかは知ら無いようだ。
作業も終わったのでじっくり探索すれば、ドアハンドルを引くとプラスチックの突起がありそれを下側に引き抜くと鍵穴があるのだが・・・これも結構奥まっており、テンションを掛けるには厳しい。なによりハンドルを引いたままにしないとならない。
真正面向いていても厳しい作業が更にというかほぼ不可能と言いたくなる鍵穴。
メーカーは何かの時のことを考えてないのかな?
こんなところに意地悪しても首絞めるのはユーザーなんだけど。
2022.06.24
早朝のアパート開錠 (神奈川県海老名市)
今月初旬はコロナ空けをにおわせる好調さがあったが、中盤には早くも腰折れ、後半に入った今はまた止まった。
今こそ政府から支援金が欲しいが、選挙前なのに景気良い話は無いなあ。
ましてや今の政権の・・・と政治の話は胸にしまっておこう。地殻変動が必要なのは政治だけでなく自分の仕事も必要かも。
タイトルに早朝と書いたが、こちらにとっては深夜の対応になる。
5時前の入電で一番眠い時間帯だ。
場所も県外だが、高速走れば1時間ほど。
仕事が無いので条件満たせば行くしかないでしょ。
9時~18時の勤め人が羨ましい。
7時前に現着した。
20年以上前にこの近くに住んでいたが出勤時間帯の交通渋滞は変わってない。
立体交差を設けて多少は緩和されたのだろうか?
ただ風景は一変してしまい、昔の景色を懐かしむ空間は無いかも。
よくあるアパートなので助かる思いだ。
遠路県外から来て開かないとなるとショックも経費もでかい。
夜勤明けなのか少し経ってお客さんは到着。
鍵を無くしたがスペアキーはあるそうだ。
現状把握、段取り、準備、着手、片づけ、確認・・・までやれば10分。
しかし、正味1分程度の仕事。
やがて建て替わると一曲、二曲ある玄関に変わるのかな。
帰りはノンビリ、モーニングを食べて帰ろうとココスのビュッフェを利用した。
そのせいではないと思うが箱根峠を過ぎたのは10時過ぎになってたかも。
県境を越えて帰宅したら昼前・・・やっぱ遠方は疲れるかな。
2022.06.21
フォード フォーカス ボンネット開錠(沼津市)
タイトルに書いた通りボンネットの開錠作業。
この仕事は経歴としては長い方だと思ってる。業歴としては25年以上。しかし、ボンネットの開錠は初めて。
入電時に一体どんな作業なのか皆目見当がつかず。
ドアを開ければトランクオープナーがあり、そこを引けば万事解決。。。そんな一般論しか思いつかない。
ただ依頼はボンネットにシリンダーがあり、その中に鍵と携帯電話を入れてしまったと言う。
またフォードフォーカスは2回くらいドア開錠をしたことがある。キーはHU101でTurbodecoderも対応しているが、このフォードについては所有しているTurbodecoderは8ピンなのだが、車種によっては9ピンの車両があり新規格のTurbodecoderがラインナップされている。ただフォードも日本からディーラー網は撤退したし、この9ピン仕様は上陸してないと踏んで用意してない。ただ世の中には物好きはいるから平行輸入だって無いとは限らない。
とりあえずこのトランクにシリンダーの意味が分からずネットで検索したら、ある自動車修理業者のページが目に留まった。あ、こういうことか!フロントグリルにシリンダーがあり、そこをキーで開錠しないとボンネットが開かない。どうやら自動車修理工場でも突然入庫されて困った経験がある人がいたのだろう。
更に写真をクローズアップすればシリンダーはモンデオなどと同じジャガーキーであった。
久々のジャガーキーの開錠に不安はあるが、逆になんとかなりそうだと楽観できた。
作業中だったのでフロントグリルはお客さんにて外した状態だが、この位置にキーシリンダーがあり、左に回すと半ロック解除になりそのまま右に回してラッチ解除となるようで、確認してないが室内からは開けられないそうだ。
これがジャガー共通のピックである。
購入時に最後の1個とか言われたが代替え品が出てるようだ。
そしてタグにあるように右まわし専用とのことだが左回し用は注文入れたがいまだに来ないし、既に注文を出した業者は潰れている。20年以上前の話ですが。
ちなみに右まわしだけでなく左回しにも使えてます。
この突起でシリンダー内のロータリータンブラーを合わせていくのですが、ディスクタンブラーのような感触はなく、一段一段合わせていくのです。
確か4段あり、タンブラーはジャガーで6枚、フォードで4枚?のような記憶が。ちょっと曖昧です。
合わせては爪を引っ掻け開錠チェック、失敗して回すとリセットさせるとか言われたけど、まだ経験ではそんな難作業に当たったことが無いのです。
偶然にしても大体がすぐ開くケースが多かった。
それでもこのジャガーピックはかなり活躍してくれた治具の一つです。