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2019.01.22
ホンダライフ インロック開錠 (三島市)
朝一番からホンダライフのインロック。
初年度登録が2002年!
ホンダライフで問題?になる一つが鍵の形状。
従来のM376のキーを使ったものか、MT-7というミーリングされたハイセキュリティキーか?
別にどちらでもど~んと来いなのだが、料金が違う。
ホンダは相性が良いのでできれば単価の高いハイセキュリティキーよ来い来い来い!である。
4トラックのハーフタンブラーなんだけどね。
ただ保険会社の入電だがちょっと違和感を覚えた。
鍵は従来型の物らしいが、その際に「ピッキングで無理な場合はご連絡ください」の文言が加わった。
正直この商売を長くやってるせいか、開けば良いんじゃないの?というのが私のスタンスだ。
実際、遠方からのSOSで行った、クライスラー。
外車であるがロックボタンが横に見える物で、それを引き上げれば開くはず。
なぜ弊社で行ったかと言えば、近所の業者が2時間だかピッキングでやって開かずに引き上げたようだ。
正直ロックボタンを引き上げれば済む話ではないだろうか?
もっともその現場もピッキングで数秒で開いたとはいえ、開かなかった業者をバカにできない。
実際どんな車でも開くときもあれば開かない時もある。
体調や気分や、たまたまの感情や色々なことがあるだろう。
そんな時はやり方を変えて開けてみるべきでピッキングは手段の一つであるべきだし、それがダメなら他の手段を試すべきだと思う。
そうじゃないと怖くて現場に行けない。
さてこのライフはもちろん現行のシリンダーでも全然臆すことなく鍵穴で取り組むが、現場の分からない電話オペレーターが何も知らずにピッキングという言葉で踊らされてる違和感。
ピッキングだと傷が付かないそうだが本当かよ!?
先日やったメルセデスベンツのC63(ゲレンデ)・・・2000万円するらしい・・・は鍵穴のフロント部分がささくれていた。
お客さんはリモコンしか使わないから弊社の前に来た業者がピッキングする際にテンションを掛けた時にできた傷だろう。
しかも相当な偏った力でテンションを掛けたのだろう。
お客さんは気づいてなかったが、そういう傷はどうするの?
弊社はTurbodecoderを最終的に使ったので傷には関与しなかったが。
もちろんTurbodecoderという器具は保険会社に周知されてない。
それで開錠した際は価格を引き上げようと交渉するが、全く理解できないらしい(要は全く研究してないんだよね)。
それでピッキングという言葉が神業みたいに思い込む・・・だったら自分でやれ!とは言わないけど。
言葉が独り歩きしてる感じがするなあ。
2019.01.22
日産マーチ インロック開錠 (伊東市)
今日び珍しい入電であった。
日産マーチのインロックが伊東市から来た。
何が珍しいって、最近は自動車のインロックと言えば保険会社からの依頼が殆ど。
そうすればロードサービスの付帯費用で処理されユーザーに金銭的な負担が無いからだ。
業務開始された頃は技術面で劣る業者も多かったが今ではそれなりの水準で運営されて、私自身も時に驚く。
本来、これで作業料が引き上げるべきなんだけどね。
今回は何で検索したのだろうか?
ホームページ?・・・タウンページは今年やめたからなあ。。。
ただ現金払いのお客さんだ。
お節介で保険会社に回すように言おうかとも思った。
そうすればこちらも遠慮なく契約に則り出張費などを請求できる。
伊東市まで片道50kmあるからだ。
しかし、行ってみたらなんとなく理解できた。
社会事情に詳しい方なら分かると思うが、伊東市の伊豆高原で問題になってるのが太陽光発電の新規造成による設置場所だ。
施主となる業者が韓国資本の都内の業者らしい。
山林を切り開く工事でのソーラーパネル設置は単なる環境破壊だけでなく、大雨で土砂崩れも想起され地元住民からは大反対され政治問題にまで広がっている。
許可を出した・・・というか、書類の不備がなければ否決できない県知事も反対意見を述べて、あらゆる締め付けを行うが、残念ながらここは韓国ではないため遡及法を施行できない。
どんなに厳しい環境法を作っても既に許可となったこの案件を撤回できないだけに、余計に地元は否定的だ。
そんな現場の事務員なのだろうか?
その工事現場の敷地内でのインロックであった。
あまり地元の業者より少し離れた業者の方が何かと良かったのかもしれない。
値段についても特に異議を唱えることもなく支払ってくれた。
かつては鍵屋の看板を貼らない車で来てくれというお客さんもいた。
駐車していると近所の人から何か工事をやってると思われたくないからだそうだ。
ちなみに弊社は今の作業車は一切看板を装着してない。
以前は看板をバッチリ入れていて、走る広告塔であったことは間違いない。
「たまに見かけるので一度使ってみたかった」
と言った旅館の従業員がいたり、一般市民がいたりもした。
しかし、弊社は時々ガチな事件捜査で赴くことがある。
警察の刑事課からの依頼だと、着手前は現場から離れた場所で集合し、現場捜査官の指示で接近する。当然車両は無地の方が良い。
他にも県の税金滞納の差し押さえもかなり秘密裡に動く。
現場でも1捜査員としているので○○ロックでは困るのだ。
そして、民事案件の裁判所でも同じかな。
各々の事情で看板を入れてないし、事情により招待を第3者に明かさず作業をすることがある。
業者も使いようだね。
2019.01.20
メルセデスベンツ AMG C63(ゲレンデ) 東名高速足柄SA上り線 インロック
メルセデスベンツC63のインロック・・・とだけ伝えられ、車に疎い私はてっきりCシリーズのセダンを連想した。
正直、後日野球選手に人気のある車だと知るまでこの存在を知らず。
現場でも「あ~AMGのジープかい」程度の認識でしかなかった。
とりあえず県境近くの東名高速のサービスエリアへ。
そもそも頭の中がセダンのベンツを思い浮かべてるので目の前にジープタイプのメルセデスがあっても目に入らない。
探し出すのに難儀してるあたりもうヤキが回ったとしか言いようがない。
聞けば2017年初年度登録のピカピカの新車。しかも色が白ときたから気を使うなあ。
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まずはLISHIの工具で開錠を試みた・・・が、なんか上手くいかない。
シリンダーが遊びが多くてガタつく。
セダンのようなカチカチとしたハマって行く感触がない。
テンションをリリースしてもあまり好感触がなく疑心暗鬼になる。
こりゃ初歩に戻ってL型ピックで・・・と思ったが、心無しかタンブラーがデカく見え、これまたハマる感触が薄い。
何より風が冷たくてやる気が出ない。
実はこの現場、弊社は二次対応らしい。
先の業者が何時間か粘ったがギブアップして引き上げたようだ。
確かにそれらしく鍵穴に傷が。傷と言ってもササクレたようなテンションで付けたんだろうなあ。
それなら是が非でも開けねば。。。とお客さんに最終手段としてエアウェッジでドアに隙間を作って・・・と提案したら何やら電話で話してる。
「いやあ、ドアが落ちるんだよね。販売店の営業がそう言ってるし」
落ちる訳ないでしょ。でも嫌がることをしてまで取る最終手段ではないな。
メルセデスが開く最終手段を封じ込められてしまった。
しかし、弊社には最終ではなく明日に向かっての手段がある。それがTurbo decoderだ。
明日に向かっての意味は特にないが、まあ明日に向かって販売強化でプロモーション中という意味でよろしいかと。(笑)
正直破損事故も経験してるので、セダンのトランク開錠など意外のデコーディング以外となる単なるドア開錠に使いたくなかったのが本心。
こんなところでまた事故が起きないとも限らないがデータを集めて行かねばならないのも実態。
腹を据えてやってみよう。
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リセットすることなしで1回目で回った!
ロックボタンもポコリと上がり開錠。
最初からこの方法でやれよ!とまあ、それは結果論。
関西ナンバーで穏やかそうなオーナーだが、お金持ちなんだろうし実は細かそう。
4駆のジープタイプなのでそんなに細かなこと(小傷など)は気にしないかと思ったら、そんなことはないな。
この車がプロ野球選手の一軍の若手に人気の車だなんて知りもしなかった。
しかも年棒何億円という契約で買うセレブな車はAMGチューンで2000万円とか。。。
まあ、ベンツなんで新車で200万円とかじゃないとは思ったがせいぜい700万円くらいかな~・・・甘かった。
そりゃわずかな小傷も気にするだろうなあ。。。
弊社の作業時間は30分程度だが、前日にロックしてサービスエリア内のホテルに泊まり、朝から業者に来てもらって午後にようやく解決。
オーナーさんもご苦労様でした。
(お金あるんだから手段選ばずやってくれ!と言ってくれたら嬉しかったが・・・まあプロらしからぬ気持ちです)
2019.01.20
MIWA U9 シリンダー不具合修理 (沼津市)
夜の入電であったが客先の要望で翌朝対応となった。
こういうの好きだなあ!
是が非でもすぐやってくれえ~みたいなので行ってみたら明るい時間でも支障ないじゃんみたいなのがあまりに多くて。
対象となったのはミワロックのU9-RAだが、サイドバー系のこの手のシリンダーではよくあること。
まず正規の鍵でも回らないことが起きたりする。
入居者は不安になるせいか指先が力んでしまう(実は悪循環の入り口で金属粉を増やすのでは?)。
今回も少々感情的な口調で鍵が回らないことを主張してきた。
職場なのか店がどうとか・・・そこまでこちらも把握しきれないけど、要は不安だって言いたいようだ。
最近海外出張がないせいか、あいまい言葉を翻訳しようとせず必死に聞いてしまうがやはり意味は理解しきれない。
外国語だと分からない言葉は飛ばして重要なら最後に聞き返したりするが、日本語でこれやると怒る人いるんだよね(笑)。
とりあえず鍵を借りてこちらでシリンダーに入れてみたら概ね判別がついた。
鍵に伝わる違和感。
スッと入るのではなく当たってるなというジャリジャリとした金属摩擦感・・・残念ながら表現できるのはこの辺までしか私は語彙力がない。
鍵とシリンダー内のタンブラーに金属摩擦が強くなったことが伺える状態だ。
お客さんが熱く語ってる時に試しでやって施錠されて開錠できなくなったように、試すときは扉を開けてやらないと。
とりあえず分解だ!
見づらいが外筒下側の溝にゴミが溜まってるのが見えるだろうか?
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それをホジホジしてみると埃に交じって黒い金属粉がかなり固まった状態で出てきた。
こうした物が鍵を差した際にタンブラーの正常な動きを阻害していたりするので、無い方が良いに決まってる。
それを生み出してしまう原因は・・・写真には写ってないが内筒にあたるシリンダー本体のディスクタンブラーと鍵との摩擦が多い。
残念ながら摩擦を100%取り除くことはできないが、洗浄することで軽減はできる。
しかし、寒暖の差や湿度、風向き、雨の吹き込みや結露などでやがて油分が飛ばされると摩擦はまた強くなる。
それがいつなのかはまさにXデーとしか言えない。
明日でなくとも数年後なのか10年、いや20年・・・はたまた50年かもしれない。
絶対はないがやがていつか・・・。
50年後のシリンダーが不安なら定期的な分解整備で備えるしかない(笑)。
この後組み立て、鍵の抜き差しの軽さをお客さんに実感してもらい様子見(弊社では完了と言わず様子見と言う)してもらうことにした。
なぜなら、こうしたサイドバーの構造的な宿命がもたらしたものなのだから、今の不具合の原因は取れたが再発しないとは限らないからだ。
もっとも次回起きる時にこのシリンダーを使っているかは分からないが。
朝とは言え、指先寒くてシリンダーを留めているビスの取りつけ時に抑えられず難儀してしまった。
こっちの方が問題だ!
2019.01.10
アウディ A7 インロック開錠 (箱根町)
なんか最近アウディづいてる。
データ取には良いのだが、逆にできる仕事なのか判断できず神経すり減らすので疲れる。
今日はアウディA7で2016年の物だ。
2016年なので2015年以降に出たシリンダーだろうなあ・・・これが昨日みたいにVAG15の物だったら初挑戦となる。
目下練習シリンダーで良い結果は出てない。
しかも場所がこの季節の箱根。箱根神社の駐車場だと言うのだ。
行かずに、あそこは日が当たらず湖畔のそばで足元から冷え込む。
テンション下がるなあ・・・。
とりあえず昼間といえども、ズボン下を履いて出動。
今年はまだ初詣をしてないワタシ、などと余計なことを考えながら現場着。
駐車場の誘導員に事情を話したが、故障車両から離れた場所に止めさせられた。
作業開始・・・これは!
運転席側についたシリンダーを見て細長い、間違いなくHU66だ!
Turbo decoderのテスターキーが入るじゃないか!こりゃいける。
しかしながら、昨年末静岡市で作業をしたA1と同じで、テスターキーの入りが浅くgeneration1の赤ポッチの位置で止まるが間違いなく2/6genarationじゃないと開かない。
HU66のフリーホイールなのだろうが、どの部分がフリーなのかは分からない。
参考までにA1のテスターキー挿入時の写真を貼っておく。
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あとはTurbo decoderの作業手順、テンション→ポンプ→チェックの繰り返し。
なのだが、なかなか開かない。
感触はあるのだが、ポンプを先送りし過ぎてるのか?
最初は寒さから手を抜いて手袋をしていたが、さすがに微妙な加減は伝わりにくいし、ゴム部分のカサカサ音が気になる。
意外と繊細な自分に気が付く。
作業時間は40分ほど掛かってしまったが、無事ドアシリンダー開錠。
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・・・とドアは開いたのだが、閉じ込めてしまったのはトランク。
ところがセキュリティ状態となりトランクが開かない。
デコーディングを生かして再度Turbo decoderを装着しシリンダーを左右に回してみた。
国産車などはこれでかなりの車種がセキュリティの解除ができるのだが、A7についてはこれで解除にならなかった。
ただここは神社、神は味方した!
この車にはトランクスルーがついている、そこから手を伸ばせばトランクの荷物が取りだせるのだ。
どこでセキュリティ解除になるかが分からず、納得いかなかったがとりあえず作業は完了。
足元から冷える一日であった。



