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ロックスミスブログ
2013.09.07
痴呆老人
あまり良い話ではないが、弊社のお得意さんにも長く取引のある方がいるのです。
鍵屋と痴呆老人・・・どんなつながりがあるかと言えば、痴呆の方はすぐ鍵を無くしてしまうのです。無くせば交換と結構短絡的に思うらしいのです。そして大体が大至急を要求し、それに応えてあげると気に入ってくれてまた電話をくれるのです。
これは以前、長泉の単身の男性でありました。
鍵を無くしたというので大至急交換してほしいと言われ、大至急の対応が得意でもありますし、やはり手前味噌ですが仕事はきっちりやる主義で引戸錠の交換をしっかりやってあげたら、またしばらくして電話が来ました。
さすがに5本あるはずの錠だったので1本も無いと言われたので変だと思い、とりあえず現場へ。
さっさと交換しちゃえば良かったけど、つい良心が出てしまいました。家宅内には入れないのであそこに入ってないかと指示するつもりが・・・ポケットから。5本の鍵の束が。
そして三回目も間もなく、行くたびに民生委員の愚痴を言っていたのですが、その民生委員からの電話でやはり鍵が無いというものでした。
仕方なく現場に行き、時々巡回するという民生委員の人にこれまでの状況をしっかり話たら、民生の方でも痴呆なのは把握しているようで、ここは手を組んで変える必要の無い物は変えないようにしなくちゃ・・・と今回も案の定、身近な場所から出てきました。
それ以後は電話がなくなったのですが・・・達者なんでしょうか?
他の事例では被害妄想が強くなりますね。
この手では大体2回くらい呼ばれます。
そして、そのまま消息無くなってしまうのです。
あるものがいつもの場所に無いとなると、誰かが部屋に侵入したと思い込んでしまうのです。
実は自分で移動させてるんですけど。
そして今日のお客さんももう3年以上呼ばれてます。
ここは鍵業者のローテーションでも組んでるのか、いつも行くと以前自分の付けたものとは違うシリンダーがついているのです。
多い月は弊社だけで4回ほど、その都度別業者も来てるようで少なく見積もって8回にシリンダー交換代金・・・月の出費が凄いことに。。。
自称80代の女性で熱海のリゾートマンションに単身定住しています。バブルの頃に竣工した物件で当時は億円の物件だったんじゃないでしょうか。
更にこのマンションは出入り口が二か所あり、上側は一般的なんですが下側はリゾートクラブの月会費が掛るのでそれを払わないと利用できないシステム。
利用もしないのに払ってるあたりお金は問題ないのでしょう。
それでも、いつだったか、何度も呼ばれ、また別業者も来ているので管理人を通じて親族に注意を促したことがありました。
こちらも言われれば仕事なので交換しますが、異常ないのに交換するようなことはちょっと良心が咎めるものです。
領収書も切っているので、もしやがてこのお客さんが死んだりしたら、「なんだこの鍵交換の領収書ばかり」ともなりかねません。痴呆を知ってのことなので、やはり親族で止めさせるのが一番。
しかし、今日も行きました。
まあ、親族も知ってのことだし、話し相手が欲しいのかと最近割り切りながらも、なるべくシリンダー交換をしないように持っていくこの頃。
防犯上は問題の無いシリンダーなのだし「絶対大丈夫?」ということで押し問答し「じゃあ今回は様子見てみる」で引けば交換無で帰ってきます。
ただ今日は「まだ入られてないけど、心配だから一応ね」と・・・心配と言われると断る理由も無いのです。
売り上げにはなるので、ありがたいのはありがたいのですが、やはり商売はクリーンに行きたいものです。
痴呆で問題ないのを知ってシリンダー交換・・・やっぱり良くないけど、ここでこちらが筋を通しても別業者が何食わぬ顔で交換に来ます。
どんなもんなんでしょうね。。。
今は余生を少しでも気が楽になってもらいたいものと思って、同じことを繰り返ししゃべる話を聞きに行ってあげてる感じです。
2013.09.07
間違ったこと言ってないよな?
確かに路上でのトラブルの際に「今どこからですか?」と質問されて、冷静に答えるのはなかなか腹が据わってないときついかもしれない。
それでも質問に応じて具体的にしていくものなんですよね。
相手も必死でしょうし、またこちらも現場での経験からより具体的に間違わないようにすることが大事なので。
現場の間違いは本当に要らぬストレスと時間のロスをまねくだけですから。
しかし、そんなことが通じない相手もいるのを今日は書きたいですね。
エンドーユーザーでは今のところ経験がないです。
あるのは保険会社などの手配を代理担当するアシスタント会社。
ユーザーさんから上がった情報を伝言ゲームのようにそのまま租借せず委託業者に伝えてくるのです。
何号線の○○あたり、何が見える・・・これで、あとは電話で連絡しながら探せと言わんばかり。
もちろん自動車運転中の電話は法律で禁止されているのに、そんなことはお構いなしだ。
弊社はブルーツースでハンズフリーを採用しているので、取り締まりに遭うことはないのだが、携帯電話がスマートフォンなので通話料が高いため通話の際はインターネット電話を使っている。ただこのOSがブルーツースのバージョンに合わず、発信の際はハンズフリーでは掛けられないのです。
さて、今日は裾野市の十里木でトヨタウィンダムのインロック。
十里木は裾野市の地番表記には載っておらず、周辺の別荘地を称してそう言うのだ。
その十里木の何番地とか言い出したもので、それは別荘番号ではないのか?と質問したらあっさり認めた。
当然カーナビでもグーグルマップでも表示されない。
挙句にどこの別荘かと質問した(多分、富士急だろうが)のだが・・・不明。
一応手数料跳ねるのだからそれくらいはきちんとして依頼してほしいもの。
更に「お客さんがもし分からないと言ったら?」と聞きもせず反論してくる有様。
せめて住宅番地は示して欲しいと頼んだら、
「では一度聞いてみて、必要あればまた電話します」
・・・だって、要は断りの一言になってしまった。
Reaaaaaaaaaly(ま~~~~~~じかよ!)テキサスオヤジ風
普通なら、一度は聞いてみるものだと思うし、それが依頼先へのエチケットだと思うけどなあ。
それに、ここ(弊社)が仕事的にも地理的にも適しているし、過去の仕事状況からも適任と思い連絡くれただろうに、少し質問したらまるでそれが反協力的姿勢と判断されてしまったようです。
それじゃ委託先は無言のイエスマンで現場に向かえとでも言いたいのだろうか?
遠い現場や誰もできない技術仕事、そんな時も進んで作業に向かって信頼を作ってきたの、たった一言でこれかい?
もちろん、とことん聞く業者もいる。
当然、ここからはその後も連絡がなく、どこか自分たちの言葉だけで理解できちゃうスーパーマンに頼んだんだと思う。
まあ現場で、あっちじゃないこっちじゃないとウロウロするのはストレスだから良い仕事にはならないでしょう。
更に作業代金もケチるだろうし・・・切れちゃうよ。
「早く来て!」
「そちらはどこですか?」
「ここはここ!」
「ここはどこですか?」
「ここは・・・分からない」
「分からないではスムーズに向かうのは難しい。」
間違ったこと言ってないよな?
もちろん今後の付き合いは考え直したいものですが・・・やっぱりデフレ不況の世の中、鵜呑みにする委託業者はゴマンといるんでしょうね。
ウチの抵抗など助言にもならない・・・犬死かな?・・・とりあえず愚痴っておきます。
2013.09.06
面倒くさいね~
面倒なのは仕事ではなく建物の保守管理についてなんです。
某ドラッグストアチェーン店で鍵はあるけど開錠できないので開けて欲しいという依頼でした。
装着されていたシリンダーはミワU9でピッキングで開けるのは不可能・・・初期のタイプなら何回かまぐれでも開錠状態で回ったことはあるんですが、ダミーの溝が切られてからはまずまぐれもなくなりました。
したがって壊すしか手がないのですが・・・。
いやいやその前にまだやれることがある。
サムターン回しの入るスペースができたので、ズルイですがそちらで開けました。
開けばとりあえず店はオープンできますが、閉められません。
いつもなら、原因究明と対策でシリンダーを外して分解するのですが・・・。
最近のこうしたチェーン店の建物ってリース物件が多いんです。
それこそ建物の保守管理がセットになったリース契約を結んでいたりして、勝手に修理ができないんです。
このドラッグストアも店長といえども雇われでオーナーではないため決裁権はなく、本部と連絡係でしかありません。
開けること自体は緊急性で小口支払で対応するとして、その先の修理は・・・で揉めてました。
こなってくると面倒くさい、これで保守会社が前面に出てきてアレコレ指導されるとうざったさも倍増してしまいます。
時々、外食チェーンやコンビニの保守点検サービスをしている会社から鍵関係の静岡県でのメンテンスが入ると連絡があるのですが、とにかく対応が面倒くさい。
仕事とはいえたまにキレたくなります。
定時の開店より約20分遅れで開錠後に開店できたものの、店長の上司なのかスーパーバイザーなのか・・・女性の管理職らしきが現れ、店長に対応を叱責。
開店を優先しもっと早く鍵業者を呼ぶべきだとか・・・そんなこと言っても、店長だってどこに電話したら良いか分からなかったはず。
開店前に何人の客が来たのか?・・・って事故なんだから仕方がないでしょ!!
まあ確かに朝っぱらから買い物客が結構いるもんだと感心したけど。
そして20分後ようやく、今後の対応が決まったのです。
面倒なこと言うなら、管理会社の方でシリンダーの交換でもして欲しいもの・・・と思えば、鍵に関しては対象外だとか。
まあブラックボックスみたいなものかもしれませんからね。
早速分解しまずは原因究明・・・、1番目のディスクタンブラーのスプリングに異常あ~り!
折れまがった跡があり、1番ディスクをきちんと鍵の高さに押しあてられなかった様子。
このスプリングのみを廃品で分解した部品から取り出し交換・・・他はゴミなど異物も無く問題なし。
ただこれだけのことではあるが、鍵も専門業者じゃなければ、できないでしょう。
単なる交換だけなら誰でもできるでしょうが、その中身をバラシ、原因を突き止めて対策・・・新品部品にした方が早いですね。
でも、今日はなかなかやりがいもあり楽しい現場だったんじゃないでしょうか?
2013.09.04
お客様は外国人
別にGDP世界第三位(中国の粉飾が事実なら二位でしょう)日本に外国人がいても不思議な話ではないのですが、正直日常生活で外国人とせっすることはあまりありません。
いや、ウチの隣はフィリピン人の奥さんだったかな。
父兄参観に行けば・・・こんな片田舎でも意外と多い国際結婚。
しかし、基本的に日本語で相手の国の言葉を使ったり、お互い一番意思疎通ができそうな英語を介することはまずない。
そういえば、私のフェイスブックは結構外国人の友人がいる。
国籍で言うと、タイが一番多く、ロシア、フィリピン、スウェーデン、中国、アルゼンチン、オーストラリアかな?
英語圏なのはオーストラリアくらいで、あとは皆、母国語が他にある国ばかり。
実際メールなどで知り合って、並べてみると、そんな意外と面白い共通点だったりすることに気が付きました。
彼らとは実際に会った人もいるし、中には日本に来た人もいます。
話す言語はやはり一番共通な英語。
私自身は読み書きはなんとかできるのでメールではそんなに不自由はないのですが、流暢に話せません。読むことは日常的にできても聞くことはなかなか縁がない。
耳の悪い人は話もぎこちない様に私もそうです。
外国に行くとして、ここ最近はタイ中心ですが大体4日のスケジュールで1日目は英語でも慣れずにキョロキョロし、2日目になんとか話てみようとし、3日目に意外と慣れ始め、4日目の帰国日にやっと英語で考えるようになるんです。
英語で物事を考えると、言葉も必然的に出るし、聞く方も脳が日本がじゃないんだって感じで噛み砕いてくれるんです。
でも帰国してまた元に戻るの繰り返し。
また母国語が英語圏じゃない人なので、お互いに間違いがあるかも・・・という疑心暗鬼で相手に分かりやすく話すし、また相手を分かろうとするから結構意思疎通ができるんです。
英語圏の人に話しかけると、分かってるだろと言わんばかりの口語で逆に分からなかったり。
さてさて話を戻すと、この仕事でも外国人からの仕事は時々あります。ただ、基本的に市中で外国語って通じないもので、大体通訳や代理人が付きそうことが多いです。
でもたどたどしい日本語でペルー人やフィリピン人からの依頼はありましたね。
ペルー人やブラジル人だと、時に英語も通じないことがありました。あれはあれで来日する方もよく来るなあと思ったりしました。
今日はアパート管理会社から、鍵の不具合による交換のみの外国人からの依頼で、名前からアメリカ人かな?・・・と思ったら実にそうでした。
通訳が付くと言ってましたが、まあ英語圏ならなんとかなるでしょ。
過去には日本語のできるイギリス人やタイ人、飲み屋勤めの中国人なんてのはありましたね。
今年ではインド人があったなあ。この時はインドなら英語は通じるべと思い、全部英語で応対しましたが、割と上手くやれたんじゃないでしょうか?
でもインド人ってスーツ着てても裸足で外に出ること気にしないみたいで・・・ああ、やっぱりというか、確認できたというか・・・。
今日は名前からてっきり男性かと思いこんでました。もっとも女性名なんですよね、よくよく考えたら。
日本人と歩いてくる白人女性に、あれ?・・・と思ってしまい、用意してた言葉がMrだったので、慌てて頭を整理しました。
まあ、この対応くらいは英語でできるのですが、余計な話になると少ししどろもどろになっちゃうでしょう。
でも、英語を話すのってなんか面白い、言葉というよりパズルをしている感じです。
普段学問でしか使わない言葉なので、それを相手が理解してくれるのも面白いし、相手の言葉を理解できるのも面白いです。
ただ、ここで主張したいのはタイでもカンボジアでも労働者だって英語を使うんです。
タイではエアコンが具合悪いと言えば飛んできた設備屋は作業員と監督でしょうが、監督は英語でちゃんと謝罪できたし。
カンボジアも運転手だってカタコトでも英語、ホテルのフロントなんかは感情入り交えての英語だったり(逆によく分からなかった)。
教育も民度も高いと言われる日本、職人だって教養の範囲で英語使ってやろうじゃないですか!ど~んときやがれ。
色々な過失に対して文化の違いから態度の違いはあるけど、そこは日本流で堂々と主張するものは主張で良いと思います。
なんでもお客様第一主義ではなく、理不尽は理不尽で・・・その方が相手には結構伝わる感じです。
でもアメリカから来た金髪の女の子・・・珍しいせいかやっぱ良いなあ。
2013.09.04
久々にキタ~!ホーム金庫ダイヤル開錠
最近、とんと御無沙汰していたホーム金庫のダイヤル開錠が久々に入電。
金庫はこの辺の鍵屋さんあまりやらないのか、割と受注率が高いんです。
それにホーム金庫だと非常に効率的に作業ができる。。。大好き
なんか以前、松崎でホーム金庫開けた時に開錠方法がYoutubeだかに載ってるとか言われたんですけど、その方は開けられなかったようです。
そりゃそうでしょ、何事もスパイスがあるものです。
マニュアル通りに事が進むのなら職人はいりません。
それこそ、ダイヤル番号を忘れた人にはそのマニュアルをメーカーが提供すれば良いのですから。
開け方はまあかくかくしかじかですが、1分は掛らずに開きました。
もちろん数字の並びによっては手こずる時もあります。
私の開け方は万有引力の法則を使った開け方で、それが分かれば本当になんじゃこりゃというものです。
今回は金庫を使ってる方が年配の方で、普段はダイヤルは使用せず鍵のみで開閉してたそうです。
これと似たケースがダイヤルをテープで固定する人。
ダイヤルに触れなくてもずれることがあるんです。
本来なら開錠後に番号を調べてあげるのですが、4回番号を合わせるこのダイヤル錠は面倒と言うので外しました。
厳密には外観は変わらないので外したのではなく、ダイヤル操作を必要としない従来の鍵のみで済むような対策をしました。
金庫は実質のツーロックで、それを鍵のみのワンロックにするリスクは出てしまいます。
しかし、普段はダイヤル合わせっぱなしなので、ある意味で同じなんですよね。
でも、金庫の案件、本当に減りました。
以前は葬儀中に呼ばれたこともあったんですけどね。。。来い来い金庫の開錠。
2013.09.03
通名について考える
アパート管理会社から鍵の紛失による開錠とシリンダー交換が入電した。
もちろん情報はそろっており何も疑うことは無く、現場で必要な身分証を提示してもらえばOKなのです。
ところが、まず開錠前に会社契約なため会社のIDカードを見れば、普通に日本人名が記載されて会社名も入っていて疑いは無い。
そして開錠後に室内から運転免許証で個人の確認を行うのですが、個人名の後ろにカッコ書きで朝鮮人名が。
もちろん、作業としては問題ないし、これが何かの犯罪でもない。
むしろこの依頼者は普通の日本人より、もしかしたら謙虚な振る舞いだったかもしれません。
朝は9時前でも「朝早くからすみません。すぐに来てもらえるなんて助かりました。」
あまりここまで言う純粋な日本人もいない。
逆に横柄な人は多い。
つまり、ここでこの依頼者や作業に疑問を抱いたのではなく、通名について疑問に思ったのだ。
そういえば、県内でも通名に関する訴訟が起こされていたはずだ。
雇用主が本名で名乗るように在日韓国人に告げたことでの慰謝料請求だったと思う。
通名はあだ名とはまた違う、こうして公的機関発行の書類にも記載されるのだから。
また、よく中国人などがイングリッシュネームと欧米人のような名前を名乗るのともまた違う。あれは公的に記されないのだし。あだ名の延長だ。
しかし、特亜の在日外国人だけに認められたこの制度は・・・今の時代疑問に思う。
確かに一時期、朝鮮に対する差別意識はあったと思う、そのことで在日朝鮮人が不利益を被るのは本意ではない。
過去には裏切りや犯罪者などの代名詞ではあったし、数字的にも突出しているがその人が裏切り者でも犯罪者でもないのだから。
実際に私の母方の実家も「金」という苗字であったが「キム」ではなく「コン」と読む。
血筋は朝鮮ではなく、周辺の地主として大規模農業を営んでいるが、戦後に裁判を起こしてまで「今」という文字に変えた。
近くには朝鮮部落もあり、地元で知れても地場の有力者となると県単位では色々不自由もあったと思う。
もっとも更に遡ると、その町と言わず日本海沿岸全体が大陸の血筋と言われかねない。
ただ現代日本においては、少なくとも人種差別は無いはず。
韓国人が堂々朝鮮名を名乗っても平気だと思うのだが、なぜ自分の名前を愛せないのだろうか?
犯罪の温床にできる要素があるこの制度は疑問に思う。
私は自分の名前を愛しているし、誇りに思っている。
苗字は家を表すものだし、そのルーツに何も臆すものはない。
名前は両親によって名づけられた愛しいもの、今でも耳の奥に幼い自分の名前を呼ぶ両親の声が残っていて、懐かしく思ったりします。
その名前も読み方はもちろん、文字や画数などすべてに意味がある。
何年か前にタイへ出発する際に成田空港の出発ロビーのベンチに座っていたら、中国人女性に声を掛けられた。
お互い成田から高雄まで台湾の航空会社を利用するのだが、相手はてっきり台湾人と思い話しかけて来たのだ。
お互い名前を交換するとこの名前とても良いんだよと言ってくれた。もちろん名前の由来については両親から教えてもらっていたが、改めて漢字圏の人に言われると嬉しく、誇りに感じました。
この通名は在日特権とも言われ、特亜地区の外国人ながら日本人名を名乗れるという制度で法的に認められてます。
ただこの制度を悪用すれば犯罪の温床にもなるのです。
日本国籍に帰化しないで外国人のまま日本に滞在するのも良いでしょう、ただなぜ日本名を名乗る必要があるのかは疑問です。
朝鮮名では何が不自由なのか?
少なくとも外国人だからという差別は今はありません。
髪の色が金髪でも肌が黒くても、同じように公立の学校へ通う子供たちはいます。
国際結婚で苗字が変わってる人もいますが、その逆もいます。
韓国は目下、色々と高いプライドで自国発祥説を唱えたりしてますが、そのプライドと共に名前にもプライドを持って日本に滞在してもらいたいものです。
・・・てかこの制度はもう不要でしょう。
2013.09.02
久々のバイク! (沼津市)
久々のバイクとは言っても、趣味のバイクでツーリングではありません。
そっちの話はMOTOジャケットのブログで・・・。
バイクのインロックでした。
実はこの前日に同じ車型で問い合わせをいただいていたのですが、金額的にNGだったので、てっきり同じ人かと思ったほど。
本当に似たような問い合わせは連続します。
この前日にあった問い合わせはススキのレッツⅡ。
年式は不明ながら、シートの開閉はイグニッションシリンダーで一体となってるタイプ。
まずこうなると直にイグニッションのピッキングだと成功の可能性が下がりますので、鍵を作って開ける覚悟が必要です。
すると当然、単なる開錠費ではなく鍵作成費を請求することになり、原付バイクという位置では結構高額になってしまいます。
さらに、いたずら防止用のシャッターを閉めてしまったようで、こちらも開錠が必要となると2個の鍵開けで当然加算されてしまいます。
しかもマグネットという特殊な物・・・こうなってくると半ばヤケのような金額になってしまうのですが、一応加算していった見積もりを出したのですが、それ以上に他の手口を教えてあげたら電話が無かったので上手くいったのか・・・?
そして一晩開けたらまた同じレッツⅡのインロックで、今回はシート横に鍵穴があると言われたのですが、行ってみると実際にはありませんでした。
昨日のと同じイグニッションで一体して操作するタイプでした。
ただシャッターは開いていましたし、シート横に鍵穴がある予定で金額を積算してたので、一応努力程度にシリンダーを直にピッキングしました。
もちろん何度かは成功しています。ただヤマハのマジェスティなどで成功率が低いかな?鍵穴もいたずら防止で深くなってますから、ピッキングもしにくいです。
スズキ自体は台数がそんなにないので、なかなか当たらないんですけどね、記憶の隅に何度か当たったかも?
とりあえずのピッキング、ダメなら鍵作るかと思いつつ、まぐれでも開きましたので金額もまあ面倒だし技術的にも高いのですが、そのままで良いかな?
何より、気持ち良く仕事させてくれたし・・・そのウェイトは結構大きいです。
仕事で気持良いのが一番ですね。
それは何だ?・・・と言われてもなかなか定義づけられませんが。
実はすぐ次に作業が入ってイライラはしてたんですが・・・お客さんのキャラでしょうか?
2013.09.01
9月なのに暑いです
残暑と本来呼ぶ時期なんですが、今日もただただ暑いです。
そこかしこに秋の足音が・・・あまりしません。
毎日のように猛暑続きです。
ただ、いつしか蝉の鳴き声がなくなり、夜は我が家の庭先で虫の音色がします。何の虫かは分かりませんが。
とにかく台風が行ってしまわないと、この湿気が止まないのかな?
しかし台風の前兆などなく、雲も掛らず日が出れば暑い~。
こんな日は・・・海水浴場かと思えばキャンプ場からの入電でした。
県境を跨いでお隣の神奈川県の山北町なのですが丹沢湖の奥の大滝キャンプ場でBMW320iのインロック。
丹沢湖の奥なら多少は涼しそう・・・と思ってました。
既に答えを書いてしまいましたが、丹沢湖入口で既に30℃・・・うわ~、こんなもん?
それにしても、奥深いなあ・・・車がすれ違えないような奥地なのですが、交通量多いですね。
近辺のオートキャンプ場を覗けば、結構満車・・・夏休みの終わりだからかな?
ようやく到着した大滝キャンプ場。
なかなか野趣あふれる場所ですなあ。
言うなれば・・・何も無い川べり。
ただ本当に川べりで私はちょっと怖かったです。特に台風が来ていて突然のにわか雨どころか、最近はゲリラ的に降るので水辺から数メートル離れた場所では逃げようもない。
あっという間に増水しちゃいますよ・・・本当に川って怖いんです。
今ここで晴天でも見上げて山に雲でも掛ってれば分かりませんから。上で雨が降ればすぐに水嵩上がります。。。そんな事故も確か山北で何件かありましたね。
さあ、仕事・・・2005年モデルなのでぼちぼち開きやすかった方です。
それに丁度日陰で強い日差しにさらされることもなく作業もしやすかった方ですね。
これが日向だと、背中は暑いし、鍵穴の中は見えないし・・・地獄です。
ただ、ドアを開けたら案の定セキュリティが掛り、トランクオープナーが作動せず・・・でもBMWはトランクスルーが付いてるので好き。
これがベンツだとThe endですが、BMWはなんとかやり方がある。
それにしても、他人事ながら夜はここ涼しいのだろうか?
日中のこの暑さから夜の涼しさは想像できないのですが。
確かに昔は夕方になると涼しくなったのですが、最近は・・・山形の本家でも今や夕涼みなんかなく、エアコンなしじゃ居られない。
昔は夕方になるとす~っと涼しさが漂ってきてたんですよね、夜は布団も必要なほど気温も下がったし。
山の中とはいえ、関東ですよ。
沼津の夜を想像し、その気温でテントで寝る・・・無理、エアコンが欲しいですね。
あ~秋が恋しい。
2013.08.31
真夏なのに電気が止められてる
公営住宅の家賃不払いによる強制執行に立ち会ったのですが、ご存じ今年は猛暑です。
9月も近いこの時期ながら連日30℃超え、強い日差しと高い湿度にうんざりです。
強制執行の立ち会いに行くことは時にあるのです。
施錠されたまま所有者が不明とか、県外で立ち会えないなど理由は様々。
今日は公営住宅でしたが・・・う~ん、玄関に立つや電気メーターがあり、そのしたには外された電線。
これは電力会社によって電気を止められたという状況で、決してオブジェじゃありません。
引っ越して空き家になった家などを見るとこんな絵はよく見ることができます。
当然電気メーターは回ってません。
入室してるかどうかの一つの目安になるんです。
室内に人がいれば大なり小なり電気メーターは回ってます。
どんなに身を潜めても・・・冷蔵庫の無い家があるかは分かりません。
省電力されてるとはいえ、電気を使えば回ります。
エアコンや洗濯機など使えばブンブン回ってます。
しかし、この状態では当然電気が開通してないため電気メーターは回ってません。
言うまでも無く室内には電気が届いてません。
玄関先からドア越しにノックと共に呼び掛けても、応答なし。
呼び鈴を押すものの、呼び鈴は電池式じゃなく電気なようで音は鳴りません。
執行官の不在という判断で開錠作業に掛ります。
そして、バタンバタンというドアからの音で堪忍したのか分かりませんが突然ドアが開き、一人のまだ若い男性が現れました。
私の仕事はここまでなのですが、予断で話を聞けばこの住人は少なくとも私より若いです。
生活保護を受けてましたが就労意欲がないと取られ、打ち切られていたのです。
当然何らかの収入が無ければ家賃は払えませんし、生活するにしてもライフラインは止められてしまいます。
ガス・電気は当然ながら水道も止まってるそうです。
いわゆる普通の現代文化に則した生活をしていると、ガス・・・は料理しなければ使わないし風呂くらいかな?まあ夏場は水でも良いか。。。となりますが、水道も不払いの状態で止められてます。通常水道は人道的に最後まで止めないのですが、既に一線を越えてるみたいです。。。したがって、行水はできません。それよりトイレはどうしてるんだろう?
その場にいた人たちの大きな疑問。。。まあ私を含めて皆さん、立場立場の給料はもらってますので。。。足元に転がるペットボトル、中には・・・それ以上は言う必要が無いでしょう。。。多分そうなんでしょう。
ただ集合住宅でエアコンが無いのは近年死活問題です。
ただドアを開ければふあ~って風が抜けて結構涼しかったりして、この住人も何もせず一日ベランダから外を眺めてるだけとか。
でも、公営住宅って凄く条件が良いんです。
日当たりは良く、更に風通しも良い、重量鉄筋で作られ、地震にも強く、共同の場所とはいえ建物と建物の間隔が非常にあるため切迫感がありません。
最近はエレベーターがついた物件も多く、そのくせ家賃が激安。
築年数が古いので延べ面積は広く、民間のアパートに比べたらすごい好条件です。
生活保護を受け、高級外車を乗り回す人がいると良く言われますが、分からなくもないことです。
確かに、自分は何のために昼夜働いてるのかと言えば、いつかノンビリした生活を送るために地を這うように働いているのです。
でも、この生活は自分にはできません。
なぜなら、普通のちょっとした所得があれば、海外に住めばできるけどしてないし、しようとも思わないからです。
今住んでる家を売って、東南アジアのコンドミニアムを購入すれば、かなりお釣りがきますし、固定資産税が掛らない。
わずかな貯金を持って移住するにも永住ビザさえ取ってしまえば、貯金を食いつぶして一生働かずに生きて行ける場所も既にあります。
ちなみに今の日本より位置は南ですが、気温は低く快適です。
言葉は完ぺきに分からないけど、まあ英語が多少できれば生活するには不自由しないでしょ。
それは自分の感性を伝えたり、ビジネスで真意を探ったりはできませんが。
でも、頭から木が生えてきそうで無理です。
きっと目指してる豊かさって、怠けることではなく、良く働き良く学ぶ充実感なんでしょうね。
でもここの住人がこの先、どうするのかは分かりません。
民間アパートはここよりも当然家賃は高いし、余生も僕より長い・・・どこでどうして生きていくのか、この仕事をしていると本当に他人のお節介焼くヒマはないのですが思います。
2013.08.29
合カギはすみませんが・・・
合鍵の問い合わせは非常に多いのです。
ちなみにここで言う合鍵は元鍵をコピーすることです。
弊社では一度は顧客開拓のためにもやろうとしたのですが、零細個人の規模ではなかなかお客様に満足を与える対応ができないと判断し止めてます。
鍵屋・・・いえ弊社は鍵屋ではなくロックスミスです。キーショップではありませんので、合鍵はホームセンターなどでお願いしてます。
やはりお客様用の駐車場も無いし、また常に店番をしているスタッフもいません。
機械類は一式車に搭載しているので、お客様が見えられても、車でカットをしていました。
更に場所が住宅地内でもあり、看板をデカデカと掲げてもいないため、いざ来ようと思われても非常に分かり難い。
向かわれても携帯電話から何度も位置確認してやっとたどり着く始末です。
そうしたことを改善しないのにも理由があるのですが・・・。
そのような理由で来客迎えての合鍵はお断りしています。
もちろん、それでも探し出して来る方や、紹介や評判などの情報で探し出す方もいます。
アポなしでスーツケース(開錠)に持ち込まれた方にはちょっと驚きましたが。
ただ、ホームセンターやキーショップではどうしても対応が難しい場合は弊社で行うこともあります。
ただし合鍵というより小鍵の販売ですね。
最近の鍵は精度も高いためコピーがしにくいので、メーカーに純正品として発注してしまいます。
そこまで即席でやるメリットは無いし、コピーで対応しコストダウンを目指すにも絶対数量が少ない以上、商売としてのやはりメリットが無いのでしばらくは改善していかないでしょう。
自動車のイモビライザ-キーなどは結構強みがあるんですけどね。
ディーラーだとスペアキーが欲しいと頼んでも車種によっては追加登録ができずにCPUごと交換するなんてこともあります。
少し前ですがボルボのスペアキーの注文を受けましたが、イモビライザ-がついていたためチップのクローンを作って、同じIDとNOの状態で複製したことがあります。
もっともボルボはコードが固定なので上書きができないため、紛失した場合はCPU交換となってしまうのですが。
ちなみに金額をもうしますとホームセンターでは税別で350円でやってます。
弊社は現場作業のついでなどで頼まれれば税別500円~です。あえて現地にそのためだけに走れば+4000円の出動費をいただくことになります。
さすがに一般キーではお客さんも採算に合わないでしょうけど、特殊キーだと出動費加算でも受注することはあります。
紛失の際はもっと掛りますのでご注意ください。
時々合鍵と勘違いして500円や1000円でできると思われる方もいらっしゃいますので。
2013.08.28
入電中 ハイエース鍵作成 (伊豆市)
アシスタント会社を介して、目下入電中です。
東京から来たハイエースで現時点ではまだ付近捜索中ながら鍵が見つからないという様子なのです。
ただセキュリティ装置はあるが自分で解除でき、イモビライザ-は無いという申告ですが・・・そういう設定もできなくはないけど、ちょっと不自然ですね。
冒頭の東京から来た・・・で、ひとつ考えられるのは仕事かな?だとしたらハイエースのグレードもDXでアラームセキュリティをオプション装着した200系の2型までならありますね。
そして次に考えられるのはレジャー、場所は土肥町なので夏休み最後の海水浴や温泉などだと、ワゴンライクで乗れるスーパーGL。実はウチもそんな感覚でハイエースをDXからスーパーGLに昨年買い換えました。
そうなると、イモビライザ-は標準装備でアラームはオプションで装着するよくある車両になります。
実はハイエースのイモビライザ-はかなり以前、挑戦し失敗してます。
書くのも情けないのですが、登録まで工程が至らず、鍵作成段階でカットを失敗してしまい、チップの入ったブランクキーを全部使い切ってしまった苦い思い出があります。
その時はサンプルキーを某社の物を使っていて、これがなかなか精度が低く、イモビの有無関わらずなかなかバッチリ決まらないのです。
こちらでコードをアレンジしたり、カッターの振りを抑えて、それでも引っかかりが出て、多少強引に回して慣らしていくような感じでしたが、ハイエースの時は強引にもできず、部品がなくなり諦めてしまったのです。
価格も折り合いがついて、経験というハクをつけるのに最高だったんですけどね。
その時はハイエースワゴンのGLでした。
そのリベンジだ!今回は行ける仕事なのですが・・・実は今日の午後から子供たちが最後の夏休みでプールに行く約束をしていたんです。
土肥にイモビライザ-の鍵を作りに行けば、片道1時間半、鍵作成で、どうでしょうかね30分~1時間、登録で1時間。帰ってくるまで5時間掛ります。
仕事は仕事ですが、子供たちの落胆も見たくないし、楽しみを取り上げられた時って本当に凄いストレスになりますからね。
幸い、お客さんはイモビ無と思いこみ、それで検討状態ということでした。
アシスタント会社に車両の情報を再確認してもらたらスーパーGLは間違いないのでイモビ有、当然費用も高くなるし、何より東京の自宅にスペアキーがあっても今回作ってしまうと再度登録作業をしないと使えなくなってしまうデメリットをすりこみました。。。いやいや本当なのでつまらないバラ色の期待だけじゃダメですよ、商売は。
もっとも作業開始時間もプール優先にし夕方からという条件にしてしまいました。
検討中なのに更にハードルを上げちゃったのですが、やらないわけじゃないのでやっぱり子供の期待を裏切っちゃダメかなと思った次第です。
もちろん身体が空けば、喜んで飛んでいきますよ。
イモビ車のキー製作は理屈もあるけど、車当たりの経験が一番ですからね。
車両ごとに同じシステムながら、見えないCPUとの格闘なので、経験で度胸つけないと、良い仕事やアドバイスはできませんから。
たとえば、「作れない」と答えるでも、その理由をお客さんに説明しないと、他の業者に当たれば作れるのか、それとも構造的に不可能なのか。一緒くたに「作れない」で断るのはプロじゃないですからね。
2013.08.27
円筒錠開錠 (伊豆の国市)
円筒錠はどうしてもやっちゃうんですよね。
室内側は押しボタンで施錠して扉を閉めるやつ。
ついつい鍵を持たずに施錠してしまうのです。
ホテルなどでも円筒錠は使われてますが、最近はオートロック式が多いかな?
カードキーのホテルなどは殆どが勝手に施錠されちゃうのでカードを持たないとフロントに走る羽目に。。。
今回は工場の室内ドアでした。
技術系の工場なので、錠前の設備はなかなか良く、こりゃ室内錠とはいえ開かないかな?と不安になりました。
入口は当然ピッキングでは開かないシリンダーが装着されてます。
そして中の現場に・・・玄関とはまた別次元のドアノブの円筒錠、しかもシリンダーはディスクに安堵しました。
ポッチン、そんな音とともに開錠。
呆気ないのですが、依頼者から見たら神業。
失笑とともに解決の安堵。
ただ、これが簡単に開くだろとか鷹をくくられるとこっちがちょっとカチンときます。
じゃ自分でやれば!とむくれたくなったり・・・もちろん言葉にはしませんよ。
2013.08.27
海外から電話?
輸出入担当業務であれば珍しいことではないのですし、もし弊社のもう一つの業務のバイクジャケットに関する問い合わせや引き合いならうれしい限りなんです。
残念ながらそっちの方面ではなく、ロックスミス業務での問い合わせを海外からいただきました。
それはそれでありがたいことです。
ただ、開錠してくれ!と海外から電話をいただいても、これから航空券を予約してビザを取って・・・それはまず無いですよね。
以前あったのはブラジルで5つ星のホテルの建築を計画しているのでその際のキーシステムを日本から持っていきたいというもの。
よくリゾート地にあるキャッシュレス方式で部屋のキーでホテル内や関連施設での清算が行えるというもの。
お客の使う金を囲い込めるメリットがある。
しかし、システムは専門じゃないし、監督するにも場所が地球の裏側じゃ今の規模では目も届かない。
さすがに丁重にお断りしました。。。でも今ならやってみたいかも。
他は沖縄からの問い合わせもありました。
こちらは在日米軍の錠前の引き合いで、エリア内に海兵隊のキャンプ富士があるので、その分の調達を沖縄の基地を経由して来ました。
契約に関する総務の部署がどうも沖縄らしいものですから・・・これは海外?(米軍という意味で)
しかし、今回はアメリカ経由での国際電話。
てっきり最初はいたずらかと思ったほど。
国際電話特有の長い電話番号とタイムラグのある会話と聞きにくい無線通信。
ちなみに声の主は日本語です。
まあ、日本にいる家族が困ってるということかな??と思えば「私は日本にいるんですけど、アメリカを経由して電話してます」と、なんのこっちゃ?それなら直接かけた方が話は早いし、無駄に国際電話料金を払わずに済むのでは???
なんのことはない、アメリカのクレジットカード会社の紹介システムを利用したようです。
クレジットカードのコールセンターに電話をし、該当業者を紹介してくれるというものらしいです。多分加盟店の中から探しクレジットカードで決済させようというものでしょうけど、弊社はその会社のプロパーのカードだと契約してないんですが・・・ビザ・マスターがあればOKですよ。
聞きにくい音声ながらも話を詰めていけば、現在湯河原にいるそうです。。。じゃエリア内ですね。
マンションのシリンダー交換を希望されての問い合わせ、しかしカバスター以上のセキュリティを指定。
待てや待てや、何故にカバスター?・・・となるわけです。
在庫が無いので国内の物で良いか尋ねれば、懸念を示されました。
しかし、国内メーカーでも現在販売されてるシリンダーはピッキングでの開錠はまず不可能です。
ただし、U9などだと合いカギは比較的簡単に複製できます。。。どうもこれがNGだということでした。
昨今の住宅は良いシリンダーがついているので、あまりシリンダー交換でのセキュリティ強化に力入れてなく、汎用品しか持ってないんです。
確かに一時期、シリンダー交換は一つのビジネスでした。
何せ技術が要らない、ドライバー一本で手軽だし、マンション1棟受注すれば受け高もそれなりに大きいのです。
技術の無い鍵屋さんは当然、不動産管理会社や警備会社までビジネスチャンスと競って低価格競争を始めてました。
そしてその時は防犯性が高いと言われるシリンダーの納期は未定になるほど売れてましたし、かなり在庫を持った業者もいたんです。
当然バブルのようなもので、そうした会社の倒産もやがて一杯出てきました。
今ではそれをビジネスだ!という人はいないでしょう。
弊社もシリンダー交換時は一般的な物以外はその特性やメリット・デメリットを説明することに付加価値を出してます。
ただ交換するだけなら、そうした業者と変わらないですから。
当然カバスターも長所短所はあります。
今は緩和されたようですが、国際特許を持っていて、合鍵は業者では作れませんでした。
それを知らずコピーした業者が特許法違反で告訴されたという事例もあったそうです。。。これが防犯につながるかは分かりませんが。
開錠難度は・・・確かに高いです。
ディンプルキーであり、シリンダー内の上ピンにはピッキングでの位置決めが難しい加工がされてます。
ただカバスターの全商品かといえば、弊社でも玄関錠ではありませんが開錠に成功しています。もちろん100%ではありませんが確度はあります。
そうしたことも理解してのカバスターなら良いのですが、どこの誰かからアドバイスされたと新興宗教みたいな感じだとちょっと困りますね。
結局は在庫が無いので、国内品を検討することにしてもらいましたが、どうも受注にならなかったようです。
商売上手ではないですが、売れれば良いという発想も持ってないものですから。
2013.08.25
夜の作業、集合住宅開錠 (富士市)
集合住宅を管理している会社とも何社か鍵のメンテナンス契約があるのですが、こちらの客層は結構礼儀のある人が多い気がします。
特に単身向けの住宅だと、その行動や仕事などから依頼時間が通常人が休む時間帯に多いのですが、それを理解しているということです。
もちろんどんな社会にも例外的な人はいます。
今日はまず夜の9時30分過ぎに裾野市の単身者向けアパートで鍵の紛失による開錠とシリンダー交換依頼が入った。
依頼者は若い女性で、到着時に電話連絡をしたときの応対から、礼儀の正しさは伺えました。
そして作業後も「こんな遅い時間に申し訳ございません。」と詫びられました。
時は既に夜10時を少し回ってました。
しかし、このアパートは結構時間帯に特徴があり、日中は物件の販売店や管理センターが対応してしまうので殆ど仕事はありませんが、夕方を過ぎた19時~20時に一つの波があり、会社を定時に退社した人の流れでしょう。次に21時~22時は残業組でしょうか?この時間帯も割と多いです。そして23時~24時までは出張や旅行から戻る公共の交通機関からの終電組でしょうかね?更に午前2時頃のグループもあるんです。
以前は飲み屋系のお仕事の人だったんですが、最近は大手チェーンの販売店(スーパーや飲食店)に勤めている人も多く、よくブラック企業などと言われますが、勤務時間からちょっとそんな色合いも伺えたりします。
更に更に、最近はかなり少なくなりましたので、私は大体2時には就寝してしまうのですが、この後のグループで3時~4時のグループがあります。
24時間稼働の工場や大型トラック運転手など、不規則勤務の人や酔っ払い系で酔いが醒めかけた人が多かったです。不景気のせいかかなり少数になり、割と寝てしまって電話に気が付かず作業を取りこぼしてしまう時間帯です。
もっとも就寝が2時だと、睡眠が2時間・・・一番眠いし気持ち良い時間なんですよね。
電話を無視したいこともしばしばですが、起きれたらまず出動しています。
そして、今夜は未明時間帯にマンションの開錠が追ってきました。
最近の集合住宅はピッキングで開くシリンダーはかなり希少です。
防犯性の高いマンションなどでは破壊を余儀なくされるのですが、以前は普通にあったサービス電源も最近は無く、また事情がどうあれ電動工具を使うと音が響くので必ず苦情が来てしまいます。
仕方がないとはいえ、仕事がやりにくくなりました。
特に壊すことへの抵抗は結構強いのですが、それだけ防犯性が高いということは自覚してほしいものです。
富士市のマンションでの開錠依頼は入電が0時を回ってました。
現場で依頼主の若い男性は恐縮して対応してくれました。
この辺は地方ですから、コンビニがあってもまだ夜は寝るものという意識は高いのです。
現場到着し約30分で作業が終わりましたが時刻は2時を回ってました。
幸い破壊する作業をすることなくドアを開けられましたので苦情も当然なく完了しました。
更に気分が良かったのは帰り間際、自販機でお茶とコーヒーを差し入れてくれた気持ちです。
苦境から解き放ってくれた感謝、蒸し暑い中でのねぎらいがあったのでしょう。それより何より日付を跨いだ時間帯であったということでしょう。
普通はこの時間帯に一般の会社と言う組織は動いてません。
それは、その時間に困ったことがある経験のある人にはよく分かりますが、どこに問い合わせても翌日の対応と言われれば良い方で、電話すら出ないです。
何かを依頼したい時に一番途方に暮れる時間帯でしょう。
しかしロードサービスでは困りすぎてどうしようもないという気持ちなのか、時々かなり強い主張をする人がいますね。
「すぐやってくれないと本当に困るんだけど」
って未明の時間帯に主張されても、毎日その時間帯に仕事があれば人を常駐させるでしょうが、繁忙期にたまにあると対応しきれないですよね。
本当に困る・・・とは言っても、別に命が危険にさらされてるわけでもなく、また直後に大きな取引がある仕事を待たせている訳でもありません。
大体が観光客で、交通量の少ない深夜に走ってきて、朝一番から遊ぼうという人たちに割と謙虚でない姿勢を感じたりします。
住宅と違って、解決後に他に移動してしまうのも旅の恥はかき捨てという意識が芽生えるんでしょうかね?
世界的に日本人は民度が高いとは言われますが、そういう我利我利亡者も確実に生息していたりします。
2013.08.24
トヨタアルファード 鍵作成 (西伊豆町)
あ~まったくもう、間にアシスタント会社が入るとややこしくなる!!
トヨタアルファードの鍵作成の依頼が今まさに来ているのだが、間に手配会社が一社入っているため伝言ゲーム状態なのです。
しかも間に入る人間がちゃんとした知識があれば噛み砕いて伝えるのだろうが、良くて右から左・・・これじゃ難しい。
アルファードは全車イモビライザ-が標準仕様なのだが、年式によってシステムが異なる。
人気車なので全車種対応したいところですが、初期車はプログラマーでの対応は成功していない・・・というか不可能の様子。
やがてチップのIDが変わった車型から上書きによる登録が行えるようです。
そして年式とともに鍵の形状も変わります。
現行車がどうなってるのか確認してませんが、兄弟車のベルファイヤーはキーレスエントリーでボタンによるスターター。
このタイプだと弊社のプログラマーでは更新してないので対応できないのですが、幸い真ん中の対応できる年式だった様子。
場所も西伊豆、想像するに海水浴客なのでしょう。
・・・となると、自宅にはサブキーが存在する可能性があるわけです。
是非、イモビキー製作する前に冷静なってもらいたいのが、イモビライザ-はシステムとしてCPUに鍵情報を上書きするシステムなのです。
その際に古い情報は消去されてしまうのです。
つまり言いたいところは、自宅にサブキーがあってもこちらの現場で鍵登録を行ってしまうとそのサブキーでエンジンの始動が行えなくなります。
もちろん、合鍵として追加登録を行うことはできますが、その際にもCPUを上書きするので、登録したい鍵を全部持ち合わせなくてはなりません。
一度登録したからと言っても、その情報は都度消されます。
ただ金額が・・・高めに言ってあるので、目下検討中から再度の連絡はきません。
かといってなあ・・・安売りしちゃう気は毛頭ないですよ。
場所も伊豆半島の鉄道も通らない僻地、道路事情が発達したから100分ほどで行けるようになったとはいえ競合する場所じゃないですから。
でも、やれる作業なら実験的にやってみたいと今待ってます。